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<いつもと違うスタンスで>いつの間にかハセツネは「頑張る」レースになってしまってた。もとはといえばオフのサイドメニューだったのに。遅いくせにけっこムキになってた。 でも、今年からはそれはやめ! 練習はちゃんとする。せっかく出るんだから。でもレースは楽しく。というより苦しくないペースで。 「少しでも速く」とは考えない。そういう感じで。 |
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<ずっとトライトップ>今年のレースは暑かった。天気予報ではスタート時の気温は30℃。当たった。 トップスは今年もトライアスロンウエアだ。 Tシャツはザックに携帯。登りで汗をかかなくなったら着ようと思ってた。 結局フィニッシュまでTシャツは不要だった。 |
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<遅いなー>スタートは10時間の最後尾。渋滞もほどほどで、入山峠の行列もなし。それなのに、通過タイムは去年とあまり変わらないような・・・? 笠森じゃ結構走れるようになった気がしてただけに、「あーあ、やっぱりダメか。やる気なくすなー」なんて考えながら浅間峠。 ここですでに暗い。ライト点灯。 「西原峠までどれくらいだっけ?そっから三頭山までどれくらいだっけ?」 20回以上参加してるのに全然覚えてない。とにかく淡々と行くしかない。 |
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<順位はそんなに悪くない?>西原峠から三頭山の登りで、近くの選手に「今年はバラけてますね?」と言われた。そう言われれば、ここはもっと集団ができてたような気がする。それに、行き倒れの選手もすでに多数。「まだ早いだろ?」と思うが。 もしかしたら予想外につぶれてる選手が多いのかも?だとするとタイムは悪いけど順位はそんなに悪くない? 結局それがあたりだったんだけど、この時点では「ほんとに遅いな」と思いながら走ってた。 |
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<やっとこ月夜見>三頭山頂手前でハイドレの水終了。残りは0.5Lボトル。月夜見まで余裕で足りそう。 ここから下り基調だ。苦手だけど、登りよりは楽だな。 鞘口峠まで長い下り。さらに月夜見までは登りも混じる。 9時間06分で月夜見。 0.5Lボトルに水、ハイドレにポカリ1L。これは失敗。通常濃度のポカリはおいしくなかった。いつもは2倍に薄めてたな。 今回は4.5時間ごとに電池交換と決めたので、ここで交換。 |
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<ストックは不要か?>例年、三頭山の下りからストックを使ってたが、今年はやめてみた。月夜見からの滑りやすい下りも、問題ない。むしろ、登りで手を使うときはストックはない方がいい。 雨降りのズルズルの下りでは使った方が安心なので、一応持った方がいいだろう。 <食べられない>浅間尾根の途中から、食欲がなくなった。吐き気とかはないが、一度に大福1個とかは食べられない。食べないわけにはいかないので、20分ごとの給水のタイミングに合わせてひと口ずつ小分けで食べることにした。これはうまくいった。 |
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<順位はよかった>去年と大差ない15時間オーバーでフィニッシュ。結局ほぼイーブンペースだった。スピードアップはできなかったけど、大きく崩れたりもしなかった。 完走率はこれまでで最低だったんじゃないかな。おかげで順位はよかった。 しかも60代で6位入賞。え?このタイムで?という感じだが、60代とはそういう年齢だ。 来年も頑張ろー。 |
<ヤナ予感はしてた>今年の笠森錬は、もろもろの事情で予定通りこなせていなかった。タイムも悪かった。「もしかしたら15時間超えちゃうかも?」と思ってはいた。 だから食糧も4時間分多めに携帯した。 そして予感は的中した。 |
<去年ほど暑くなかった>スタート時は結構気温が高かった。去年ほどじゃないけど。ZOOTのスリーブレスでスタートしたが、2時間ほどで涼しくなってきた。 このまま下がっていくと袖なしじゃ厳しい。 暗くなる前、17時ころにZOOTの下にファイントラックの半袖Tを着た。 うんと寒くなったら、プラスバーサライトだな。 でも、例年と比べるとやはり気温は高めだった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<やっぱりだめだな>浅間峠に着くまでの間に悟った。今年はやっぱりだめだ。去年よりパワーがない。15時間は覚悟だな。いや16時間もありうるか。突っ込んだら絶対につぶれてなお悪いことになるのは明らかだ。苦しくなるまで追い込むとリタイヤの危険がある。その程度のパワーなので仕方ない。 |
<三国山から点灯>遅い上にガスで暗くなるのも早かった。浅間峠より前でライト装着は初めてじゃないかな? <ガス>大岳山あたりまで、頻繁にガスで視界が悪くなった。 |
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<雨>何回か雨が降った。降り続くことはなかったので、樹林に遮られて気になるほどぬれることはなかったが。直前に降った雨と相まって、コースの状態が悪くなった。 <水はジャスト>月夜見まで9時間半もかかったが、20分ごとの給水でなんとか2Lで足りた。今回はハイドレ1.5L+外付けペット0.5Lだった。ハイドレは7時間くらいでカラになったので、その後はペットボトルから節約気味に給水した。 ハイドレに全量2Lよりも、残量がわかりやすくてよかった。 |
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<ペースは適正>最後までちゃんと食欲があった。ということは適正ペースだったということだ。<やっぱり複視>治ったかなと思ってたら、12時間くらいから出てきた。走れなくなるほどではなかったが、フィニッシュ直前はやはり前方の景色が完全にダブってた。うーん、FTR大丈夫かなー? |
<ストックは不要か?>足場の悪いところでは、ストックより手が自由に使えたほうが安心感がある。試しに大岳山の下りでストックをやめてみたが、やはりそうだった。ハセツネに出始めの頃、第2関門直前の斜面は雨が降ると滑り台と化していた。その体験から自分の「下りでストック」が始まったが、もはやコースも整備され、雨で滑り台になるところは皆無だ。ストックやめてもいいかもな。 |
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<粉飴ジェルいいね>初めて使った。味もクセがなくのどの通りもよい。変な味のカーボショッツよりマシだ。ひいきにしよう。<アミノバイタルの効果は?>10時間くらいに1本試したが、違いがあったのかなー?よくわかんなかった。 |
<淡々とフィニッシュ>日の出山を過ぎるとスパートをかける選手が結構多い。まあ、力が余ったってことだろうけど。にしても、15時間オーバーのタイムで最後だけとばしてもなー。ま、ヒトそれぞれだが。 自分はそんな力も残ってないし、無理して10分縮めても情けないタイムであることに変りはないから、おんなじ調子で淡々と進んだ。 このくらいだともっとぞろぞろいるかと思ったら、意外とスキマが空いてた。 |
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<敗因>アクシデントで佐渡後に思うような練習ができなかった。しかし、原因はそれ以前にあったと思われる。3月から開始した夏練。土曜の笠森ランはずっと1往復だけ。バイクが8時前に終わって、その後に笠森を走っても9時半に終了。 去年まではもっと走ってた。笠森や坂道を。今年は明らかに不足。 そんな練習を半年も続けたんだから、そりゃ山のパワーが付くわけない。 これまでハセツネで意外と走れてたのは、9月に集中して山トレをしたからじゃなくて、3月からコツコツ積み上げてきたからだったのかも。 となると来年はどうしたらよいかは明白だ。 もっともこれがこれが「ただのトシのせい」だったらそれでも意味ないが。 |
<やっぱりこのパターンがいいかな>若潮マラソンに始まりハセツネで終わる。これまでのパターンがやっぱりいいかな。今年はハセツネの後にウルトラマラソンと100kmの山レースを入れちゃったから、佐渡が終わっても、「あとはハセツネだけ」という「ホッと」感がなかった。 ハセツネ終わったら少し力抜いて、「さてフルマラソン」となってたのが、全然力が抜けない。「抜けない」→「やんなきゃ」となって練習が苦痛になる。身が入らない。 <1週間後>FTRに備えて笠森練を再開。今シーズン初の4時間走。翌日筋肉痛になった。これじゃハセツネでロクに走れるわけなかった。 |
<スタートまで>21回目の参加。完走回数だけで招待選手。なんかきまり悪い。でも五日市会館の2階が控室に提供され、体育館よりかなり快適。ありがたや。遠慮なく使わせていただいた。 始発の電車で8時半ころには会場着。小雨。 お店を覗いたり、準備をしたり。グローブとキャップがほしかったが適当なものなし。原因不明の「複視」対策にメガネを持つか最後まで迷ったが、結局ウエアの後ろポケットに押し込んで携帯。 10時過ぎに食事。カステラ1本、団子3串、おにぎり2個。 11時ころに雨がやむ。11時45分からアップ。 12時15分にスタートエリア入り。 スタートエリアは、招待、10時間台、11時間台、・・・と別れている。「招待」に行ってもよかったのだが、今回は遠慮して10時間台に並んだ。 <ウエアと装備>夜半から気温が下がるとの予報だが、スタート時点では気温が高めだった。ズートのトライウエア(スリーブレス)とスリークオーターパンツ。ランニングキャップ。サイクリンググローブ。防寒グローブ(ホームセンターの安物)。アームウォーマー。レインウエア上(モンベルのバーサライト)。ファイントラックのTシャツを携帯し、寒くなったらズートの下に着ることにした。 ジェントスヘッドランプ+ハンドランプ。予備電池2回分。トレッキングポール1本。2Lハイドレーション。 |
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<レースの流れ(1)>広徳寺過ぎの林道区間までは抜かれまくり。登山道に入ってすぐ渋滞。スズメバチの巣があるとかで一部迂回。渋滞に拍車をかける。 醍醐丸までは半分人災(遅いヤツが道を譲らない)でところどころ渋滞。 浅間峠手前からガス。日没間近でなおさら暗い。ハンドランプ点灯。浅間峠は休憩なしでスルー。 ガスが濃くなり視界が悪い。ヘッドランプの照射角が狭くてなおさらだ。選択間違えたな。 西原峠を過ぎてから寒さを感じた。三頭山の避難小屋でドライメッシュTを着て、アームカバー装着。 三頭山頂から、予定通りトレッキングポール使用。 鞘口峠までがやけに長い。こんなに長かったかなー?三頭までは自分なりに抑えたつもりだが、それでも脚に余裕がない。今年も14時間かな? 月夜見第2で、水1L+スポドリ0.5Lを補給。ライトの電池交換。疲れ切ってはいないが、スピードアップなんて無理そうだ。 御前山までの区間は風がよく通る。一番寒いところだ。今年も寒かった。 登りでガシガシいけない。パワーダウンしてるなー。 |
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<レースの流れ2>大ダワ。電池はもちそうだ。交換やめ。行けるとこまで行こう。大岳山への登り。ここを追い越し基調で行けたときがあったのだが、今年はダメだ。 やっとこさ大岳山到着。ガスは晴れていたが、雲があって星は見えなかった。 苦手な岩場の下りで抜かれまくり、ようやく大岳神社。やっと走れる。まだ走る脚はある。 綾広の滝の水場にやけに人がいた。後で知ったのだが、今年は水が足りなくなった人が結構いたそうだ。 普通の林道を走っているうちにやや足が回復してきた。 日の出山。今年もきれいな夜景。12時間48分。微妙な時間だ。パワーがあったころは、ここからフィニッシュまで登りもすべて走った。1時間10分くらいだった。そのペースで行ければ14時間ギリギリだが、今年は無理だろうな。 |
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<水>足りた。三頭山以前に飲み尽くした人が結構いたそうだが、それほど苦労しなかった。第2関門まで2L。20分ごと。気温が高めだったので、1度に飲む量が増えないように注意した。直前で空になった。 第2関門から1.5L。余った。 ハイドレ1.5L+ボトル0.5Lがいいかも。ハイドレは残量がわかりにくい。 |
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<食糧>行動食は、大福2個、カロリーメイト3パック、ういろう3個、スニッカーズ6個、塩アメ9個、アクエリレモンフラスク1個。非常食はスニッカーズ3個。 残ったのは、塩アメ4個(?)、フラスク半量。 スタート後2時間から給食開始。食欲はほとんど落ちなかった。中盤で「やばいかな?」という感じがあったが、ペースを落として回復した。 <ザック>エンデュランスベストで臨んだが、容量が小さいので、あれこれと小細工で外付けせざるを得なかった。かえって不便だった。レードライトでもいいけど、来年は新調するか。 ハセツネ程度で必要なザックは?→バックパックに2Lのハイドレを入れて、プラスアルファの余裕があること。5Lくらいかな?サイドポケット、胸ポケット(ボトルも可)、ウエアが外付けできるコード、ストックが固定できる。、 |
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<ライト>ヘッドランプ大失敗。去年も使ったGENTOSのHW-843。光量と持続時間は問題なかったが、照射範囲が狭かった。カタログスペックでは12°しかなかった。このままでは「FunTrails」で困るので、おなじGENTOSのOVA-01Dというのを使うことにした。 <HOKAのシューズ>インソールがタコだった。左足のインソールがずれてかかとから半分はみ出した。直してみたが変わらなかったので、月夜見から先ははみ出したまま走った。インソール替えないと。 |
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<練習>これまでは、「山に強くなるためには山を走る」でやってきた。ハセツネ前はとにかく走れるだけ笠森を走った。しかし同じことを繰り返した去年は14時間台に転落。トシをとったら同じ練習を繰り返してちゃダメか。 今年の冬シーズンは練習を改め、以下のことを検証する。 (1)「走りの基本はロード」である。ロードの走力アップが山やウルトラの走力アップにつながる。 (2)笠森ランは週1でよい。笠森では、コンクリート階段前後のアップダウンを往復して坂チカラをつける。 ランに関してはこの2つを富士登山競走まで実行する。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
<練習記録(佐渡後)>
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<FunTrailsに向けて>UTMFのポイント稼ぎなので制限時間内に完走すればいい。そこで実験。「山練習は週一で足りるか?」 ハセツネからFunTrailsまでのおよそひと月、メインはマラソン練習(インターバル、ペース走など)とし、週1回だけ笠森で走る。 3往復27kmとかじゃなく、1往復+坂トレ60分。この坂トレは結構効くが。これで足りるかどうかを確かめたい。 来年は富士登山競走も5合目コースから復帰予定だし、山ランが週一で済むなら、トラシーズンが始まってからでも続けられる。 |
<2週間前>「雁坂」終了の翌週(9/26)から実質山トレ開始。今年も量をこなすのだけで精いっぱいだった。
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<あれれ・・・?>浅間峠通過4時間20分。うーん遅いな−。こりゃ三頭山は7時間越えちゃうかな?と思ったらやっぱり越えた。その後もペースが上がることはなく、2005年の「水漏れ」以来のワースト記録で終わった。 |
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<スタートまで>今年は久しぶりに電車だ。始発で来て8時半頃小学校体育館に到着。壁際以外は結構空いてる。銀マットで場所確保。学校のトイレ・水道はすべて使用不可。近くの公園で水を調達。ここにはトイレもあり、会場の仮設トイレよりは空いてた。 水は、ハイドレに1.5Lとフロントボトルに0.5L。寒くなりそうなので、薄手の保温アンダーと手袋を装備に追加。 10時半からカステラと団子で昼食。 12時からアップ開始。12時半にスタートエリアへ。「10時間以内」にもぐり込む。こんなにいるわけない。自分も含めて分不相応な輩が大勢いるらしい。今年は勘弁してもらおう。来年は「招待選手」だもんね。 くもり空のせいか、気温が低いせいか、盛り上がらない気分のままスタート。 |
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<入山峠まで>秋川の橋を渡った先の神社から渋滞。といっても完全に停止することはあまりなく、ノロノロとでも進み続ける程度。今年はある程度前からスタートできたので幾分ましか。今熊神社への階段から再び渋滞。ここは流れに乗るしかない。今熊神社を過ぎても結構流れている。入山峠までは30分程度だが長く感じた。調子悪いかな? <浅間峠まで>醍醐丸がとても遠く感じた。こういうときは調子が悪い。この辺からいやな予感がしてたが結局的中した。いつも通り、「登りは歩き」だが、登りで抜きまくるという感じではない。遅い。 三国山を過ぎ、浅間峠より手前で日の入りの時刻となった。ライトを装着するついてにTシャツの下に保温アンダーを着る。 |
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<三頭山まで>浅間峠は立ち止まらずに通過。4時間20分。とても遅い。もう「へばった感」がある。登りの「ガシガシ」が自覚できない。この状態は例年だと大岳山手前あたりからなんだが。ときどき「やめちゃおうかな?」が頭をよぎっては「いやいや、リタイヤする理由はどこにもないぞ。とにかく前に進め」と自分に言い聞かせる。 浅間峠を過ぎてからガスが出てきた。西原峠からの三頭山への登りの途中で雨が降ってきた。降りが強くなって来たので雨具を着た。三頭山の山頂で電池交換の予定だったが、手前の避難小屋で作業。ここからストックの使用を開始。山頂はノンストップで通過した。 |
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<大ダワまで>三頭山の通過は去年より30分遅い。同じ割合だとフィニッシュは14時間オーバーか。視界がおかしい。「複視」かもしれない。下りが始まったところなのにまずいな−。 雨で濡れて道は滑りやすい。スピードが上がらない。焦ってコケて怪我をしたくない。なおさらスピードダウン。 第2関門まででほぼ1Lの水を消費。例年の半分だ。0.5Lほど水をもらう。 雨はやんだ。降り続きそうもないので、雨具を脱ぐ。 視界の違和感はだんだん強くなる。雁坂と同じだが、雁坂と違って凸凹道だ。これ以上ひどくなるとあぶない。画像が完全にダブルになっちゃったらリタイヤするしかないだろな。 御前山から大ダワは結構長い。若干登りもあって、少々うんざりだった(←体力に余裕がない証拠ね)。大ダワで電池交換。 |
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<御岳山長尾平まで>大岳山への登りをようやくこなし、ゴツゴツの下りを慎重に下る。大岳神社の先からは林道のような道だ。例年ここからスピードアップするが、今年はダメ。スロージョグだ。この辺りまででスニッカーズ以外の食糧を食べつくした。胃は正常で食欲もある。オーバーペースではないようだ。遅いけど。 第3関門はスタッフコースに隙間なく並んでエライ応援だ。「休む場所どこ?」って感じだった。 ここまでで12時間半。14時間オーバーは確実だなー。 |
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<フィニッシュまで>日の出山への登りは歩き。夜景はきれいだった。金比羅尾根はオソイながらも走り続ける。パワーのなさと視界の悪さのダブルパンチでホントに遅い。オソイ割には抜かれることが少ない。やっぱりこの辺は低走力選手が多いんだ(自分もね)。去年まではもっと速く走ってて抜かれることがあったもんなー。 最後のコンクリート道でも後ろから猛追してくる人はなく。とりあえず夜明け前には帰ってこられた。 眼の異常はますます進行し、フィニッシュゲート周辺の人はみんな二人ずつ見えた。こりゃ眼医者だな。 |
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<帰宅まで>フィニッシュ後、すぐにトン汁を1杯。体育館に直行して、濡れタオルで体を拭いて着替える。もう4時を過ぎた。寝てるヒマないな。5時22分の始発に乗車。立川まで爆睡。乗り換えて東京まで爆睡。9時ころ帰宅。帰りは車より楽だったな。 <眼は・・・>帰宅することには複視状態はほぼ解消した。なんだろう?雁坂でもハセツネでも夜になると複視状態だった。これじゃ危なくて夜走れない。 |
<反省>遅かったなー。登りも下りも遅かった。眼がおかしかったせいも少しはあるが、パワーダウンが最大要因だ。思い当たる原因は?・単なる練習不足。スピード持久系の「苦しい」練習が足りなかったかも。 ・笠森ランを始めたのが8月になってからだった。例年は3月からだ。 ・今回は腰に来た。ダンベル背筋を9月からやめたせいか? ・バーベルスクワットを9月からやめた。脚筋力が不足したかも。 ・珠洲、佐渡、雁坂と2週間おきのレースでトレーニングの維持が難しかった。そのため1kgほど太った。 ・太っちゃったのはバイクに乗らなくなったせいもあるかも。佐渡後はいきなりゼロ。 ・レードライトの20Lはチト大きかったかな?揺れもあったし。 <もう一度挑戦>これで20回完走。来年からは招待選手(だよね?10回目のときはスルーして欠番になってるからどうだろう?)。50代で11時間台のヒトはどっさりいる。自分にだってできないわけはない。今一度トレーニングを見直して、自己ベストを狙うぞ。 |
<24日前:参加できそう>佐渡のダメージはあまりない。一週後の9月14日から笠森通いを始めた。笠森ランは例年5月くらいから開始する。8月までには、3時間くらいなら余裕で走れるまでになっているのだが。 今年は開始が2ヶ月遅れた。もちろん原因はアキレス腱だ。そういうわけで、山の脚ができていない。佐渡後の練習は10回くらいしかできないので、どの程度脚を作れるか。 |
<1週間前:去年並みでいけるかな?>アキレス腱はかなり治りつつある。治るもんなんだね-。ハセツネを走るに当たっては去年より心配は少ない。予想タイム:12時間〜14時間 <練習記録>
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<渋滞〜もっと前に並べ!>今年も序盤は渋滞。浅間峠通過が700番台ということは、スタート時点では前に800人くらいいた? フィニッシュの順位からだと、あと300人くらい前からスタートしても実力相応ということだな。 <前半は楽だった>「心臓と相談しながら」を心がけた。登りで走りたいヤツがいれば、あっさり道を譲った。三頭山に着いたときは、「まだまだいける」と思った。それでも去年より10分くらいいいタイムで来ていた。 <後半は余裕がなくなった>体感的に「ん・・?」と思ったのは御前山の下りだったが、タイム的には三頭山の下りからスピードダウンが始まった。御前山の下りではやたらつまずいたり転んだり滑ったりした。「疲れてるな−」と実感した。 日の出山〜フィニッシュは、これまでで一番パワーがなかった。ここ数年、この区間は登りもすべて走っていたが、今年は2〜3カ所で歩きが入った。 |
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<ウェアギリギリ>これまでで一番寒かった気がする。序盤の登りでも、「汗は出るのに体幹はヒンヤリ」という感じ。ウェアは例年と同じなのに。三頭山から御前山までは「寒いな・・。雨具着ようかな?」と迷うことが何回かあった(結局着なかったけど)。 薄手のベストというか、ソデなしのウィンドブレーカーみたいなのがほしいな−、と思った。 <食べ物は余った>最後の3時間くらいは固形物の摂取スピードが落ちた。スニッカーズは来年はやめようかな。8時間くらいまでは固形物、それ以後はジェル系でもいいかもしれない。 ジュースやミカンもおいしいけど、おいしいだけじゃ持っててもしょうがないか。 |
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スニッカーズのかわりにジェルでもいいかも。濃縮ポカリレモンはいらないな。非常食はカロリーメイトでいいかな。 |
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<腰ライト失敗>ヘッドランプを腰に付けた。ハンドライトは持たなかった。失敗だった。地面の傾斜に応じてヘッドランプの傾きを調節する必要があり、どうしても対応がワンテンポ遅れた。結構神経も使ったし。やっぱりハンドライト手で持つのがいいか。 <電池交換のタイミング>浅間峠を過ぎてしばらくしてライト点灯、電池交換は大ダワで1回だけ。が、パターン。御前山から大ダワの間は、例年ややライトが暗くなる。今年は特にヘッドランプのパワーが落ちた。ほとんど役立たず。おかげで結構転んだ(疲れもあるか?)。GENTOSの「CUE」はダメだった。電池交換を三頭山と大岳山の二カ所にするべきかも。 |
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<プラスボトルはなかなか良い>ハイドレに1.5L,外付けボトルに0.5L携帯した。2Lだとリザーバがぱんぱんになり、背負ったときにザックが安定しないが、1.5Lなら背負いやすい。 外付けボトルは登りなど走らないとき、リザーバは走っているときと使い分けた。 気温が低かったせいか、第2関門到着時にも若干余った。 |
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<落ちる!>御前山からの下り。ライトが暗かったか疲労が蓄積したか。転んだときに登山道から脱落。背中から落ちかけた。危うく細い立木に捕まり止まった。すぐ後ろから来たランナーに手伝ってもらって復帰。落ちても途中で止まりそうな斜面ではあったが、初めての転び方だった。 |
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<13時間オーバー>今年も12時間台はならなかった。アキレス腱が完治してなかったので、練習で無理がきかなかったというのもあるが、それは去年も同様だ。それなのに去年より悪いというのは・・・。<スピードかな−?>レース前1ヶ月は結構へろへろになるまで笠森を走ったが、ロングスローだけでは足りないのかもしれないな。トライアスロンの土日と同じように、1日目スピード中心短め、2日目持久力養成長めがいいのかも。 |
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<来年は電車>これは絶対。駐車場は場所取りが不確定要素だ。もういいや。帰りはビールのみながら寝てこよう。 <来年のスタート>バカバカしいけど、早めに並んで場所取るしかないな−。そういえば今年、招待選手は最前列からだったけど、来年20回完走したら、再来年からは最前列からいけるのかな? <来年の装備>ザック:今年と同じ(グレゴリールーファス)ストック:今年と同じ ライト:ヘッドランプ+ハンドランプ(買い換える) 水:ハイドレ1.5L+ボトル0.5L ウェア:ハーフジップ半袖シャツ+スリークオータースパッツ シューズ:サロモンスピードクロス3 防寒:ベスト+アームカバー 防水:ゴア雨具 <来年の食糧>行動食:(大福1+ういろう1+ジェル1)×3+ジェル4ミネラル補給:梅アメか塩タブ10個 ミカンとジュースはどうしよう? |
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<来年のトレーニング>4月〜 8月:トラ練+山トレ(笠森1往復+ウグイスライン坂道走) 9月:山トレ(土:スピード 日:持久力) |
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<レースデータ>
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<25日前:参加できそう>佐渡の後、やはりアキレス腱が不調になり、山ラン開始は9月15日からの3連休となった。初日は台風の影響で雨。「せめて1往復」と思って走り始めたが、意外といけて、1往復+60分の2時間半走れた。 2日目。台風まっただ中。昨日の影響が心配だったが、無理せず4時間走れた。2往復+60分。3時間で脚は売り切れ。 3日目。台風一過、秋晴れの快晴。バイク40kmの後で4時間を目指して走り始めたが、昨日までの疲労でアキレス腱にも過負荷だったようで、2往復3時間20分で打ち切り。 一応3日連続で走れた。アキレス腱は微妙に痛みが来たりするが、全く気にならないこともある。ハセツネ出られそうだな。 現時点での予想タイム、15時間。 |
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<練習記録>
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<レースデータ:記録>
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<レースデータ:食糧>
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<水漏れ>ザックのハイドレにウチから入れてきた水が漏れている。パックをチェックすると、給水口の近くのよれた部分から微妙に漏れているようだ。仕方がないので、会場でハイドレパックを購入した。3900円。これまで使っていたのがプラティパスの一番安いヤツだったので、いきなり最新版になった。が、初めて使うものなので、若干の不安はある。特に1回のチューの給水量だ。これが違うと、月夜見まで水がもたなかった、なんてことになりかねない。 そういうわけで、今回は4時間までは給水間隔を20分とした。そんなに暑くはないので脱水の心配はないと思うが・・・。 <アームカバー>忘れた。ハイドレパックの出費もあったし、この上無駄遣いできないので買わないこと。寒くなったらジャケットを着ようか。 |
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<天災のち人災>今回は醍醐丸まで渋滞があった。といっても、入山峠までは自然渋滞だが、そこから先は人災であった。 自分の後ろにずらーーーーっと行列ができていれば、「そうかオレが遅いからだ・・・」とわかりそうなものだが。知ってか知らずか、平然とボトルネックになってるヒトがいるわけで。自分も含めて気の弱い日本人ランナーは不平も言わずに粛々とパレードをするのだった。 ま、しかし、アキレス腱に不安があったので、ちょうどよかったという気も。 |
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<浅間峠で日暮>ライト装着。ヘッドランプ100ルーメン10時間、ハンドランプ80ルーメン5時間の組み合わせ。両方ともGENTOSだ。ヘッドランプは直前にホームセンターで買った。持続時間を確認していないので、明るさを100ルーメンより一段落として使用。それでも十分明るかったが、200gは重かった。2〜3時間で邪魔になる。ガマンするしかないが。 |
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<遅い・・?うんと遅い・・・?>去年までのタイムをうろ覚えだったので、浅間峠から先の地点のスプリットが、例年と比べていいのか悪いのか判然としなくなった。三頭山は6時間台で通過してたような・・・?でも7時間ちょいオーバーだった。月夜見は7時間台だったかな−?でも8時間ちょいオーバーだった。やっぱり遅いのかな−?トシとったしなー。 そんなわけで、「今年は14時間切れればいいかな?」なんて考えながら第3関門に着いてみると11時間24分。 「必死でがんばれば13時間切れそう」ということにやっと気がついた。ということは一昨年とほとんど変わらんということだ。浅間峠までの渋滞で時間を食われた割には、まあ結構やるじゃん、と自分にひと安心したのだった。 |
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<そして水は・・・>水の残量が心配だったので、浅間尾根のどっかでパックを引っ張り出して確認した。まだ1Lくらい残っていた。水を節約しすぎて少々脱水気味だったので、この後は安心して心持ち多めに飲んだ。月夜見に着いた時はちょうどカラになっていた。月夜見では水のみ1.5L補給。フタ締めのミスで少しこぼした。ここで8時間。 あと5時間でフィニッシュできる自信はなかったので、再び自重モードで給水。 「もう大丈夫」と安心できたのは長尾平に着いてからだった。 <アキレス腱>浅間峠までは戦々恐々だった。なにせ、スタート前に右にそこはかとない痛みが・・・。この1週間練習を落として、温存してもまだ。今日使いまくったらどうなることやら。第1関門をまあ余裕を持って通過できたので、やや見通しは明るくなったが、結局最後まで安心はできなかった。ハセツネが終わったらまた2ヶ月走れなかったではハナシにならないので、そんな意識も無茶な走りをセーブさせた。 でも最後までもってよかったな−。 |
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<ラストスパート?>長尾平で11時間24分。残り90分で行けば12時間台だが、ガツガツするのはやめた。でもここから先はアップダウンが自分でも走れるレベルなので、やっとトレイル「ランニング」ができるわけで。まわりから見たらラストスパートに見えたかもしれないが、単に走れるから走った。 「あと2km」と言われて時計を見ると12時間50分だった。でもそれまでと同じペースで走った。13時間を1分切ろうがオーバーしようが大差ないしな。 |
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<駐車場>今年は都合で、急遽前日の22時に五日市に来た。ところが驚いたことに、駅前の駐車場はかなり埋まっていた。もしも予定通り当日5時頃着いていたら、すんなり停められなかったかもしれない。来年から車で来るのはやめた方がよさそうだ。 <受付>10時からの予定が9時半から始まった。早めに行ったので、前から数番に並ぶことができ、無駄な時間を使わずに済んだ。 |
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<80ルーメンで十分かも>LEDライトの性能は年々上がっている。明るいと思っていた80ルーメンのハンドランプ(5時間しかもたない)より明るい100ルーメンのヘッドランプ。これがカタログデータで10時間。今回はフルパワーでなくとも十分明るかった。ライトは80ルーメンで十分そうだ。来年は頭と腰、予備でハンドランプか。候補はこれだ。↓↓↓ |
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<完走するということは・・・>あと2回完走すれば20回完走となる。そうするとその後はずっとタダで参加できるそうだ。10回完走の時は「フン!」という感じだった。タイムは速くないのだから数だけほめられても・・・。という意識があった。だから自分の所は欠番になっているはずだ。 しかしこうしてアキレス腱を痛めて走れないことがあったりすると、完走の回数というのもバカにできないという気がしてくる。20回完走とは、少なくとも20年間はハセツネを完走できる体力を維持したということだから、それはそれで大したことなのかも? ま、20回は素直に名前を載せてもらおうかな?(でも載せてくれるかな?) |
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<養生中>レースが終わって10日。運動はバイクのイージーライドとプルだけスイムだ。全く走っていない。右アキレス腱の回復が遅い。予定では10月中は休むことにしていたので、いいのだが。11月にずれ込みそうな気配がある。大田原はエントリーしていたが、焦ってもしょうがないので出ないことにした。 あと一週間でラン再開できるかな? |
<どうなることやら>佐渡A終了後、アキレス腱炎のため9月10日までラントレを休んだ。完治しないまま9月11日に5kmのジョグから練習を再開した。果たしてレースまでに完治するかわからない。ゆっくりなら完走はできるかもしれない。記録狙いでいけるかどうかは直前にならないとわからない。場合によっては「楽しく完走」になるかもしれない、コッフェルとメタクッカーでも持って。 <2週間前(9/23)>9月13日に笠森を走った。たった90分だったのに、翌日からアキレス腱炎完全復活で歩くのも痛い。というわけでそれ以来走っていない。この間、スイムはできるだけ毎日。太らないようエネルギー消費だ。1週間ほど前からハーフスクワットも始めた。最初は200回から。 |
<DNS>アキレス腱炎が全く改善しないため、DNSとなった。 |
<雨がやんだ・・・!>「開会式は雨具を着て」を覚悟していた。 しかし、直前で雨がやんだ。そしてそのままスタートを迎えた。<あんまり盛り上がらない>一応10時間台のプラカードのそばに並んだが、スタート時点では10時間と12時間の真ん中あたりとなった。去年より後ろだ。なにかこう「前に出てやろう!」という気持ちが弱い。 |
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<位置取り失敗>というわけで序盤は渋滞。ようやく空いてきたのは醍醐丸あたりから。浅間峠通過は4時間オーバーだ。ここからライト点灯。今年は開催が遅いので日の入りも早く、曇天なのでなおさら暗い。<降らなかった>「今日は降られる」と全員が考えていたに違いない。が、スタート後しばらくして雲間から光が差してきた。これで「今夜は大丈夫かも・・・?」という気になってきた。結局降らなかった。晴れることもなかったが。 |
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<淡々と>やはり回数を重ねているせいか、感激というか高揚感がない。「こなしている」という感じは否めない。それでも、西原峠を過ぎ、三頭山の登りにかかる頃にはなんとかレースモードに切り替わってきた。 しかしここまでは平均5km/hをやや上回る程度。このままいくと14時間だ。<Mサイズにすればよかった>三頭山ではストックを準備し、みかんを食べた。おいしい。小さいSじゃなくてやっぱりMサイズにすればよかった。オレンジジュースも持ってくるんだったなー。 |
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<ストック不要か?>苦手の下りが始まったが、今年はストックを邪魔に感じることが多かった。雨が降らず路面のコンディションが良かったせいかもしれない。例年三頭山から第3関門まではストックを使うが、来年は考えよう。 シナノのトレランポールは今年で2年目だが、固定方法の問題があり、接続しているポールがゆるみやすい。今年限りかな。 |
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<ビンゴ>三頭山からは、補給ポイントまであと1時間ということもあり、多めに給水してしまった。第2関門の直前でもう一度飲もうとしたら、ちょうど空だった。水1、ポカリ0.5を補給。 |
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<長かった御前山>今回のレースで一番長く感じた登りは御前山だった。「まだか、まだか」という感じで登っていた。時間的には1時間ちょっとだったのに、やけに長く感じた。<ココア>オオダワで電池を交換していると、そばに座っている人が紙コップから湯気の上がる何かを飲んでいる。リタイヤ申告者だった。飲んでいたのはココアらしい。 オオダワにいる短い間に3人がリタイヤを申し出ていた。ついさっきまで自分と前後して走っていた人もいたと思うが、もったいないなー。 |
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<ラストスパート>大岳神社でストックをしまう。ここからは道もよく、大部分ジョギングのペースで走れる。前半に抑えたので脚も余っている。 第3関門を11時間22分で通過。この後ゆっくり行っても14時間台はなくなった。ひとまず安ど。日の出山から先は登りも走ることにした。12時間台でフィニッシュできるかもしれないが、特にこだわらなかった。 |
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<こだわったわけじゃ・・・>フィニッシュ直前でスタッフから「ダッシュすれば13時間切れますよ!」と励まされたが、別に切れなくてもかまわないのでダッシュしなかった。でも「12時間59分30秒」という、なんか誤解されそうなタイムだった。<水がない!>今年は中学校の外水道も含めて使用不可らしい。体育館のトイレの水道でタオルを濡らして体をふき、ペットボトルの水を使って外で足を洗った。 |
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<やっぱり登りが>弱い!原因は何だろう?脚筋力か?9月になってから山ランを増やしても遅いかもしれない。富士登山競走後の8月から3時間程度、9月は5〜6時間は走らないと山の脚に仕上がらない。 |
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<めざせ2ケタ!>来年は2ケタ順位をめざそう。そのためには三頭山を、せめて6時間以内で通過しなければ。今年は三頭山までは結構楽だった。そういうペースで走ったんだから当たり前だ。おかげで御岳山からラストまでは快調だった。前半を抑えないと後半で失速してしまう。抑えても今より前半のタイムを縮めないと2ケタは難しい。 <装備>ヘッドランプが暗かった。今のヘッドランプを腰に付け、頭には新しいのを買おう。ストックは新調する。ザックのショルダーベルトにうまくつける工夫をしよう。 行動食と水はおおむね現状でよい。水2L、大福2個、カロリーメイト1箱、ういろう3個(今年は生八つ橋だったが)、いなり寿司2個、悪襟レモン不ラスク2個、みかん2個、梅アメ10個、ソーセージ1本。オレンジジュースをプラスすればなお良い。 |
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<笠森ラン(笠森観音〜ユートピア笠森>
<坂道ラン(武道館前)>
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<ラップ>
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<神様が・・・?>浅間峠を通過して1時間ほど後、18時頃、雨が降り始めた。もともと今日の天気予報は「21時頃まで雨」だった。それが朝のうちに止み、スタートする頃には青空さえのぞき始めた。みんな思った。「今年も降らない」と。ところが降った。すでにヘッドランプを使うほど暗かったので、周りのランナーの表情はわからないが、みんな「しまった!」と思ってたんだろうな。自分もそうだった。雨具は置いてきてしまった。ウィンドブレーカーだけだ。これで行くしかない。今はまだいいが、この降り方でひと晩中降られたらかなりキビシイ。 自分の記録によれば2006年からこのレースでは雨が降っていない。みんな油断していた。そして神様はちゃんと見ていた。 「山を甘く見てはいけません」 おそらくそんなことを言いながら雨を降らせたに違いない。ゴメンサナイ。以後気をつけます。 |
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<渋滞なしでも・・・>10時間台の前から4分の1くらいのあたりに並んでスタートした。渋滞はほとんどなかった。前と後ろでこんなに違うものかとあきれた。そのかわり、変電所までの林道の上りでは、周りに合わせて結構走らされた。今熊山への上りではさすがに少し渋滞したが、入山峠では、階段前に数人いるだけで、ほとんど待たずに通過。去年までは渋滞していて、なかなか自分のペースで走ることができなかった浅間峠までの区間は、ほとんどマイペースで行くことができた。 にもかかわらず、浅間峠通過は昨年より3分早いだけ。今年の結果を暗示するような出だしとなった。 |
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<飽きない展開>スタートしてから日が沈むまでは気温が高かった。自分はそれほど応えなかったが、苦労した人も多かったようだ。日が沈むと、タイミングを見計らったように雨が降ってきた。 雨とともにガスも濃くなった。LEDのヘッドランプだと視界が悪い。 2時間ほどで雨は止み、ガスも晴れたが、登山道は格段に状態が悪くなった。 満天の星を目にしたのは三頭山の山頂だった。月もなく、すばらしい星空だ。 日の出山からの夜景は今年は特にすばらしかった。 |
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<タイムは低調>去年のラップを上回ったのは浅間峠まで。その先は徐々に去年より遅れてゆき、フィニッシュでは50分も 遅れたのだった。しかし、順位は去年並みなので、全体的に記録は悪かったのだろう。レース中は、「去年より苦しい」感覚があり、第3関門から先も、走ることは走ったが、ゆとりはなかった。 |
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<ルーファス>今年からザックを変えた。やっと人並みのザックになった。とても使いやすい。特にザックの後方外側にある2つのポケットは使い勝手が良い。難点を挙げるとすれば、ストックを外付けするための配慮がされていない。自分で何とか工夫するしかない。あと、ショルダーベルトにもポケットがほしいかな。<食糧>大福2個、カロリーメイト1箱、ういろう3個、いなり寿司2個、アクエリレモンフラスク2個、梅あめ10個、小さなオレンジジュース2個残ったのはアクエリレモンフラスク少々と梅あめ数粒で、ほぼ予定通り消費した。特においしかったのはオレンジジュースといなり寿司。いなり寿司は8時間過ぎに食べたが、とてもおいしく食べられた。 |
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<失敗その1:水>ハイドレーションに1.3L,外付けボトルに0.7Lの合計2L。第2関門で、ボトルに補充。これ以後はボトルから給水し、御岳でもう一度補充。これによって、ロスタイムを短縮するはずだったし、少しは短縮できたかもしれない。第2関門で座り込んでハイドレーションパックを出し入れするのは結構時間を食う。しかしそれ以上に、外付けボトルを引っ張り出して給水するのは面倒だった。やっぱり第2関門でちゃんと補充しようね。そうすれば外付けポケットも空くので、別の用途に使えるし。 <失敗その2:あかり>GENTOSのHEADWARSなるホームセンターで購入したLEDヘッドランプは失敗だった。明るさは申し分なかったが、照射パターンにムラがあり見にくい。去年まで使ってたヘリオンの方が良かった。ハンドランプは、三頭山頂で紐が切れた。直したが、大岳山でまた切れた。携帯のストラップ同様の細い紐なので無理はないかも。ランプを軽いものに変えるか、紐を丈夫なものにするしかない。 |
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<シナノのトレランポール>レース一週間前に購入。自分がほしそうにしていたら、家族がこっそり注文してくれた。ほとんどぶっつけで使用。結論:不適 理由:もともと強度を犠牲にして軽量化をしている。バランスをとる程度の使い方でも、微妙にポールが曲がってしまうらしく、レースの終盤では、ポールの接続を抜いて折りたたむときに、やややりにくかった。また、「うかつに力を入れると折れそう」という不安が常にあり、イマイチ信頼できなかった。せっかく買ってもらったものだが、来年は使えないかな。 |
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<トレーニング>今の練習量だと、この程度なんだろう。できれば2ケタ順位を狙いたいが、それなら練習を変えるしかない。4月〜8月の土曜のポイント練習で、笠森ランを1往復から2往復3時間強へ増やしてみようか。目安は、笠森1往復(ユートピア先1.5km)1時間35分イーブンで3本余裕でこなせるようになることかな。
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<3時間>今年の山岳耐久レースのエントリーはランネットのみからの受付で、開始後3時間で定員となったそうだ。私は、エントリー開始の10時から30分ほど頑張ったがつながらず、いったんあきらめた。11時過ぎにもう一度ダメもとでやったら運良くつながった。この日は平日だったので、2時間の時間休をもらえたからできたが、初めから諦めていた人も大勢いただろう。 <「参加させてやるよ」>事前の指定レースへの参加や都岳連のイベントに参加するとポイントがもらえ、一定値以上になると「山岳耐久レース」へのエントリー資格を得られる。参加資格として「山岳遭難保険」への加入が義務付けられたことと併せて、今年から始まった制度だ。しかも、エントリーフィーもかつての2倍弱に跳ね上がった。「参加せてやるよ」というスタンスの表れと思うのは私一人だろうか。 <「そんなら出なきゃいいじゃん」>当然、そういう反論がある。確かにその通りである。都岳連がレースの準備をする。テープを張り、点滅灯を設置し、給水所を設け(1ヶ所だけだどね)、記録を測り、リタイヤ者の保護をする。高いお金を取ってるんだから当然だ。 |
駅前駐車場 |
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今年は平たい板のようなチップを両足に装着。見てくれは悪いけど邪魔ではなかった。 |
<オープン参加>来年も今年と同じような状況が続くなら、次のように対応することにする。1)ポイント獲得によるエントリーは目指さない。 2)普通枠でエントリーを試みる。 3)ダメだったら、「オープン参加」をする。 <オープン参加とは?>これは自分で勝手に作った用語で、こういう参加形態があるわけではない。具体的には次のようになる(予定である)。1)スタート時刻は山岳耐久レースの1時間後。一般の登山者として登山をする。 2)月夜見で給水ができないので、御岳の水場まで行けるだけの水を持つ。 3)記録は自分で計測する。 4)フィニッシュゲートはくぐらない(アタリマエ)。 5)たぶん浅間峠のかなり手前で最後尾に追いつけるから、そこから先は先行者の追い抜きと、自己計測のタイムをモチベーションとして「勝手に」レースを楽しむ。 <そのために今年は>一番心配なのは水だ。今年は3リットルの水を持って参加することにした。月夜見で補給せずに済むかどうかテストをしてみよう。 |
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<トレーニング>4月〜7月:毎週土曜に笠森で、バイクの後に笠森ラン1往復とうぐいすラン3本を実施。笠森ランは1時間40分前後で、うぐいすランはベストタイムが7分30秒くらいだった。8月:皆生のランラップ(3時間43分)にあせり、トレイルの練習は中止して、20kmのペース走をを実施した。 9月:佐渡の翌週(9月12日)から土日は笠森ラン5時間ずつ。一番走れた時で3本(1時間40分前後/本)。始めのうちは2本を越えると、登りで歩きが出たが、9月末にはだいぶもつようになった。 |
来年はもっと前に並ぼう |
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スタート間もなくの林道。すでに渋滞。 |
<駅前駐車場から>11日の朝3時10分に家を出て、五日市駅前駐車場に5時に着いた。7時くらいまで横になった。今年は体育館に場所取りをしないで、この駐車場をベースにした。会場までは1kmもないので、特に不便は感じない。周りを見ると、同様の選手がほかにもずいぶんいる。昨夜から泊ってた人もいるようだ。 駐車場は8時には満車となり、選手かどうかわからないが、空き待ちの車も何台か発生した。 |
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<ネットタイムを計るので・・・?>「ネットタイムを計るので、自分の走力にあったところに並んでください」とスタート前にアナウンスしていたが、そういう問題じゃないんだ。後ろのほうだと渋滞のロスタイムが大きいことが問題なんだ。改善するには、前年持ちタイム順のウェーブスタートしかない。とは言うものの、自分の場合は「浅間峠まではアップ」くらいのつもりでいるので、バカ正直に12時間台に並んだ。スタートしてからわかったのだが、その位置にはほとんど12時間台で走れる人はいなかったのだ。 大きな渋滞は醍醐丸くらいまでに解消したが、「抜かれたくないから、遅くてもバテててもどかない」という人が三国山辺りまでは存在した(その辺を過ぎるとようやく自分の限界を悟るのかな?)。 |
まだまだ渋滞中 |
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入山峠では、矢印のように並んで待った |
<装備>ザック:モンベル20リットル(デカイ)ストック:1本 照明:ヘッドランプ、ハンドランプ 予備電池:ハンドランプ用単4×3 雨具兼防寒具:モンベルULジャケット 防寒具:アームウォーマー 水:スタート時2リットル(やっぱり3リットルは重いので、直前でヒヨった) 行動食:[大福1、カロリーメイト1、ういろう1]×3、梅飴10個、濃縮アクエリレモンフラスク×2、オレンジジュース1、みかん3 行動食消費量:大福2、カロリーメイト3、ういろう3、梅飴6個、濃縮アクエリレモンフラスク1、オレンジジュース1、みかん3 |
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<登りは快調>これはうれしかった。御前山辺りからは疲れを感じてきたが、それまではオーバーペースに気をつけなければならないくらい楽だった。<下りも快調>例年下りでごぼう抜かれするのだが、今年はそれほどでもなく、どちらかというと追い抜き基調で行けた。 |
のんびり記念写真 |
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月夜見の給水ポイント。ここの補給をパスできれば5分は短縮できる |
<古き良き・・・>三国山では記念写真、浅間峠でミカン、三頭山でオレンジジュース、御前山でミカン、大岳山でミカン、他要所で写真撮影と、レースに徹するというより、「登山」の色彩が濃いのはいつものこと。なんと言っても、初参加の第2回大会では、初めから三頭の避難小屋で仮眠するつもりで参加し、実際に仮眠したくらいだ。あの頃は軽登山靴の参加者も結構いた。「ハイドレーションってナニ!?」という時代だった。それが今では、装備も格段に進歩し、1分1秒を惜しんで駆け抜ける時代になった。みんながそうなったのに、自分はいつまでも昔のパターン。それじゃあ記録を気にしないかというと、そういうことはない。中途半端だ。 |
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<ライト>ヘッドランプはそこそこ明るければよいということを再確認した。自分のは古いモデルで、結構重い。LEDモードだけでつけっぱなしだったが、電池交換の必要はなかった。新しいモデルならもっと軽いのがある。ハンドランプは今年は変えた。CR123Aでなく、単4電池のモデルだ。カタログデータだと10時間もつということだったが、用心のため大ダワで電池を交換した。こまめに光量を調節すれば、最後まで持ったかもしれない。明るさは十分だった。 |
御前山手前の登山道。左側は、うっかり落ちるとちょっとヤバイ |
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御前山 |
<ギリギリ>第3関門を通過したとき、「もしかしたら12時間切れるかも?」と思ったが、無理はしないことにした。ストックはここでザックに付けた。月夜見のエイドでポカリ1:水0.5で補給したが、ちょっと濃すぎた。御岳神社の水場で飲んだ真水はさっぱりしてておいしかった。 |
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<結局12時間は切れたが・・・>日の出山からはやはりスピードアップ。「これだけ余力があるなら、前半でもう少し上げてもよかったか?」と思ったが、まあ来年の課題としよう。第3関門からフィニッシュまでは去年より約5分速い1時間28分で走りきった(この区間は文字通り登りも走った)。時計は全く見なかった。11時間台には別にこだわらなかったが、結果として12時間を切った。水の消費量20分ごとの給水で、月夜見まででちょうど2リットル消費。さらにフィニッシュまでに1リットル消費。始めの1時間を給水なしで、2.5リットルあれば、補給しなくてもいけそうだ。 |
大岳山 |
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日の出山。夜景がきれいだったが、あまりよく写ってない。 |
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<苦しい練習は必要>様々な原因でロスタイムが結構あった割には、久々の11時間だった。笠森の5時間走はかなりきつかったが、やっただけのことはあったようだ。来年の練習に生かそう。<来年の食糧>8時間まで:大福2個、ういろう2個、カロリーメイト2個8時間から:濃縮アクエリレモン2フラスク、酢おにぎり2個 1時間ごとに:梅アメ1個 みかんやオレンジジュースは持たない <来年のザック>グレゴリー「ルーファス」タイプの、ボトルが安定して外付けできるザック<来年の水>3リットルのリザーバーに2リットル+外付けボトルに0.5リットル。これで御岳神社の水場まで持たせる。<来年の参加形態>・ポイント制には乗らない。・エントリーできなかった場合は「オープン参加」をする。1時間遅れてスタートし、一般登山者として行動する。 |
フィニッシュ後にトン汁。ごちそうさまでした。 |
<これで全部>
「佐渡」以後はバイクに全く乗らないで、週末は右表のようなポイント練習を行った。ひと月だけではあるが、後半には足ができてきた感覚はあった。
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佐渡から中5日で練習再開。 笠森ラン(笠森山荘〜ユートピア笠森先1.5km往復)の記録
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今年の記録
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<駐車場>
3時半自宅を出て5時に到着。さすがに駅前駐車場はガラガラだった。6時でもまだ余裕があった。
<今年も盛況>
今年は3日間でエントリーが締め切られたそうだ。去年にも増して参加者も多いようだ。写真はスタート30分前だが、すでに多くのランナーが並んでいる。
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<満員電車並>
今年は結構前の方に並んだが、スタート直前になったら、横からランナーが殺到。身動きできないほどとなった。幸いみんな賢明だったので、将棋倒しになることもなくスタートできたが、いつかは事故が起きそうだ。何か対策が必要だろうね。ウェイブスタートとか。持ちタイム別にナンバーの色を変えて並ばせるとか。しかし誰も彼も最新装備に身を固めてスゴイ・・・(!) |
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<入山峠で少し渋滞>
去年5分待ちだった入山峠では、到着したとき、ちょうど渋滞が始まったところだったので、あまり待たずに通過できた。
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<携帯食料>
大福3個、クルミ餅15個、梅飴6個、ミカン2個、オレンジジュース1個、スペシャルドリンク:レモン果汁+アクエリアスフラスク2個。甘いものばかりだな。
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醍醐丸
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<渋滞の原因(?)>
醍醐丸までは結構渋滞した。下りから登りに入れば渋滞は起きやすいが、もう一つの原因として「バテた人が前をふさぐ」というパターンもあった。後半になると、追いつかれたら譲る、という人が多くなるが、第1関門まではみんなムキになっているので、狭い登りの登山道で遅い人を先頭に10人くらいの行列がよくできていた。
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<食べられない・・・>
6時に朝食(自家製パン)、昼食は10時半と12時(カステラ、だんご、カロリーメイト)。 スタート時にすでに満腹。いきなりの登りで胃に血液が回らなくなり消化不良。食欲がなくなる。 浅間峠までに大福1個とくるみ餅数個を無理して食べた。固形物は後回しにして、後半用のスペシャルドリンクを浅間峠から前倒しで使った。
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第1関門:浅間峠
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<登りは自重・・・>浅間峠からは渋滞は解消するが、登りで頑張りすぎるのは禁物だ。西原峠を過ぎると三頭山の登りが始まる。浅間峠までで無理をしてしまうと、チカラのあるランナーでもこのあたりからバテ始めるところだ。 |
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<応援ありがとう>なにやら上の方で声がする。「もう三頭の避難小屋?」と思ったら、私設応援団だった。 |
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<背負って来て良かった>恒例のオレンジジュース。そしてここからストックを使う。下りではやはり抜かれる。この先、月夜見までの区間で昨年転落死亡事故が起きた。多分その場所と思われるところにはテープがあった。 |
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<水が余った>月夜見の第2関門に着いた時は、2.5リットル背負ってきた水は約0.5リットル余っていた。残りを飲み干して、水1リットル、スポーツドリンク0.5リットルを補給した。 |
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<雨・・・?!>月夜見から大岳山の間で何度か雨粒が当たったような気がした。実は今回は雨具は置いてきた。ウィンドブレーカーしか持っていない。もしも雨に降られるとアウトだ。寒くなってきたので、御前山でアームウォーマーを装着。 |
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<電池交換>いつも通り大ダワで電池交換。しかし今年はハンディライトだけを交換した。ヘッドランプはほとんどLEDで使ってきたので、交換しなかった。歩くときはLEDのヘッドランプ。走るときは明るいハンディライトを加えれば充分だ。 |
大ダワ
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大岳山:後ろでうなだれてる人が・・・?
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<まだ元気・・・?>大岳山の山頂に着いた。今年も完走が見えてきた。雨は大丈夫そうだ。下りの岩場を10分ほどかけて慎重に通過。大岳神社を過ぎると自転車でも走れるような林道となる。ストックは第3関門でザックに付けた。 |
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<ラストスパート>日の出山からの10kmを、今年は50分で走った。体力が温存できていたので、それほど疲労困憊ということもなく、それなりに先行する選手を抜きながら、気分良くフィニッシュできた。<そして反省・・・>1)トレーニングは来年も今年と同様のパターンだろう。あくまでもトライアスロンがメインで、山岳耐久レースはチャレンジだし。でも、スクワットは必要。2)残したい補給食は、レモン入り濃厚スポーツドリンク、三頭山頂のオレンジジュース、ミカン、大福 3)来年試したい補給食は、いなり寿司、チーズ 4)ヘッドランプをLEDの軽いものに変更する< 5)電池を単3に統一する。リチウム電池は高い! 6)雨具を新調する。パールイズミの「レーシングレインジャケット」あたりか? |
2004年 | 2007年 | 増減 | 2004年 | 2007年 | 増減 | ||
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今熊神社 | 00:37:26 | 00:46:07 | +00:08:41 | 00:37:26 | 00:46:07 | +00:08:41 | (一応)12時間台の付近に並びスタートしたが、特にその位置をキープしようとしたわけではないので、抜かれるがまま。林道入口ではすでに渋滞するほど後ろになってしまった。 |
〜入山峠 | 00:58:36 | 01:12:47 | +00:14:11 | 00:21:10 | 00:26:40 | +00:05:30 | 入山峠では階段入口で5分待ちだった。 |
〜三国山 | 03:02:18 | 03:39:11 | +00:36:53 | 02:03:42 | 02:26:24 | +00:22:42 | ウェアは半袖サイクリングジャージ、ロングタイツ、防寒にアームウォーマーとモンベルヤッケだが、スタートして2時間もすると気温が下がり始めた。今夜は寒くなりそうだ。 |
〜浅間峠 | 03:34:30 | 04:12:57 | +00:38:27 | 00:32:12 | 00:33:46 | +00:01:34 | ここ数年で最も遅いタイムで浅間峠を通過。スタッフには「15時間は切れるよ」、などと言われてしまった。この時点ではまだ「あわよくば12時間台」と思っていた。ここからライトを点灯した。体力的にはまだまだ余裕がある。ここから先で挽回を期する。 今回初めて行動食にいなり寿司を持ってきたが、ただのおにぎりよりはおいしく食べられる。 ちなみに持参した食料は、大福(2個消費/3個持参)、いなり寿司(2/2)、ゆべし(2/3)、柔らかい餅(2/3)、濃縮ポカリ+レモン果汁フラスク(2/2)、梅飴(6/10)、みかん(2/3)、リンゴジュース(1/1) 後半は濃縮ポカリ+レモン果汁がおいしかった。ただし、ウエストバッグに入れておいたら、飲み口が緩んで中身が出てしまったので、やはり専用のホルダがあったほうがよい。やわらかい餅はべたべたして食べにくかった。ゆべしは正解だった。りんごジュースよりオレンジジュースがほしかった。梅飴は役に立った。 |
〜三頭山 | 06:10:15 | 06:46:23 | +00:36:08 | 02:35:45 | 02:33:26 | -00:02:19 | まったくスピードアップできていない。第2関門7時間20分はまったく無理のようだ。 山頂でしばし休憩。りんごジュース、いなり寿司、みかんを食し、下りに備えてストックを準備した。 |
〜月夜見第2駐車場 | 07:21:09 | 07:59:16 | +00:38:07 | 01:10:54 | 01:12:53 | +00:01:59 | 当初の目論見より40分も遅い。普通にがんばっているつもりだが・・・。これは12時間台は無理だな、とようやくわかり始めた(遅い!)。 給水は水1リットル、ポカリ0.5リットル。5分も止まらずに出発した。 |
〜御前山 | 08:38:19 | 09:05:31 | +00:27:12 | 01:17:10 | 01:06:15 | -00:10:55 | この区間は風当たりが強く、去年も寒かったが、今年も輪をかけて寒い。今年はこの部分で転落死亡事故があった。 |
〜大ダワ | 09:24:17 | 09:49:57 | +00:25:40 | 00:45:58 | 00:44:26 | -00:01:32 | 途中でハンドランプの電池を交換した。大ダワ到着時にヘッドランプの電池も早めに交換しておいた。 |
〜大岳山 | 10:11:07 | 10:39:30 | +00:28:23 | 00:46:50 | 00:49:33 | +00:02:43 | ここの登りでかなり消耗した。 直前1ヶ月の練習ができていれば、もう少しがんばりがきいたかもしれない。 |
〜御岳山長尾平 | 10:54:04 | 11:19:54 | +00:25:50 | 00:42:57 | 00:40:24 | -00:02:33 | 大岳山からの岩だらけの道を慎重に下る。トップグループはどんな風に下っているのか見てみたいものだ。ここで転んだら場合によっては命に関わる。 大岳神社の鳥居をくぐると道はグッと良くなる。自分のスピードも上がる(が、まわりも速くなる)。ここから先はストックは不要だが、しまうのが面倒でそのまま持って走る。去年は膝の痛みで抜かれ放題だった岩石園への下りも今年はまともに走って下る。 第3関門の長尾平には11時間20分弱で到着。12時間台は微妙な情勢だ。 |
〜フィニッシュ | 12:39:20 | 13:00:45 | +00:21:25 | 01:45:16 | 01:40:51 | -00:04:25 | 今年も日の出山からの夜景がすばらしい。 金比羅尾根をしばらく下ると、途中にいたスタッフが「あと5km」。時計を見ると12時間20分だ。道の状態を考えると12時間台ゴールも可能だ。近くの選手もそれを悟ったらしく、みんなスピードを上げる。自分も最後の200mで無理をすれば12時間59分台でゴールできたと思うが、ばかばかしいのでやめた。 |
<少し復活?>昨年のがっかりの14時間台から今年は12時間台に復活!後述する足の故障や浅間峠までの渋滞がなければもう少しイケたかも(?) <ヒザ故障中>
レースの1週間前土日の笠森ランで右ひざを痛めたらしい。軽く考えてその後も調整のつもりでジョグをしていた。 <やはり車が便利?>
今年も会場へは車で入った。4時半に自宅を出て6時頃五日市駅前に着いた。駅前の駐車場は200台収容だが、すでに20〜30台入っていた。 <4444>今年のレースナンバーだ。家族が心配してお守りを持たせてくれた。 | |
<最高の天気>天気は快晴!昨年、一昨年の悪天候を思えば天国だ。雨の心配がないということはそれだけでモチベーションが高まる。レースの楽しみのほかに景観の楽しみも加わるからだ。装備チェックでは、ゴアの雨具はやめてポケッタブルのモンベルのヤッケを雨具・防寒具として申告した。 <大渋滞>去年の記録が記録なだけに、スタートでは正直に16時間より少し前に並んだ。しかしこれがまずかった。登山道が狭くなるたびに渋滞。好天で参加取り止めが少なかったせいか去年より渋滞がひどい。2時間たってもまだ渋滞が発生していた。醍醐丸を過ぎたあたりからようやくスムーズに走れるようになった。 <登りは快調>去年に比べて登りが楽になった。富士登山競走後に始めた「あの」トレーニングの成果と考えていいようだ。たった2ヶ月でも効果があった。これからも続けよう。記録が落ち続けているウルトラマラソンも希望が持てるかも。 | |
<硬かった>パワーバーのことだ。走りながら噛んで飲み込むというのは結構大変だ。包みをむくのもメンドクサイ。やっぱりモチ系がいいかなー。 <うまかった>みかんとオレンジジュース。みかんは3個持って3時間ごとに食べた。オレンジジュースは2個持って三頭山と大岳山で飲んだ。こんなうまいものがあるのかと思うくらいうまかった。 <寒かった>今年は強い風が吹いた。御前山と大岳山の登りではもろに吹かれてかなり寒かった。 | |
<下りは抜かれ放題>
練習で痛めた右ひざは治っていなかった。時間とともに徐々に違和感が増し、三頭山を過ぎるころには「今日は下りで無理できない」ことを確信した。登りではほとんど抜かれなかったのに、下りでは抜かれまくった。 <ヘッドランプは切れたが・・・>
大ダワで電池を交換し、3時間ほど経過して、あと30分もあればフィニッシュという地点でヘッドランプの電池が尽きた。仕様では3時間半もつことになっているが、本当にそれくらいで消えてしまった。 <携行装備>
[服装]:ニューバランスハーフジップシャツ、チャンピオンスリークォータータイツ、アームウォーマー、サイクリングキャップ、サイクリンググローブ、モンベルウィンドブレーカー(野辺山で家族が買ってくれたヤツ、今回がデビュー)、ランニングソックス、モントレールのトレイルシューズ、ストック1本 |
・甲州はあきらめろ。佐渡がある以上甲州のための練習はできない。甲州に出れば、その上山岳耐久の練習もできなくなる→やっぱり甲州にエントリーしちゃったもんね。あーあ。
・みかん3個、オレンジジュース1個を持て
・エネルギー補給は水に溶かしたカーボショッツを主体とせよ。ただし事前にテストしろ→富士五湖でテストした。やっぱり腹が減ってだめだった。
・予備の非常食として大福2個とアメを持て
・ライトは頭、腰、両肩に付けろ
・ライトはLEDを使え
・予備のライトとしてペン型を1本用意しろ
・スタート時は水2.5リットルを用意しろ
・第2関門では1.5リットルもらえ。その場で0.5リットルまでなら飲んでもいい
・山道を長時間走る練習を2ヶ月以上前から行え
・うぐいすラインを使って坂道を走る練習も5月頃から行え(富士登山競走にはこれだけで対応できる)
天気が悪かったせいもあるが、「満を持して」参加という感じではなかった。佐渡、甲州と大きなレースが続き、これで終わりとはいえ、精神的にレースに食傷気味であった。始まってしまえばそれなりに競争はするのだが、今ひとつ爆発するものがない今年の山耐だった。なんて、記録が悪かった言い訳?
スタートして間もなく、推定1リットルの水を失った。
最初の林道から舗装道路に出て給水をしようとして、ハイドレーションのチューブを引き寄せると、水がジョロジョロと出ていた(T_T)。ショルダーベルトにはさんで下向きに固定してた吸い口が外れてしまったらしい。足を止めて落ちていないかと捜していると、後ろから来たランナーが100mくらい手前で見たと教えてくれた。戻ってみたが見つからない。この間ずっとチューブの先端を指でふさいでいた。「リタイヤするか」と一気に気分が落ち込む。チューブを指でふさいだままじゃとても走れない。しかし、気を取り直し、チューブをしばって水漏れを少しでも防ぐことにした。給水の度に固いチューブをほどくのは時間のロスだが仕方がない。
そんなことをしている間に抜かれまくり、醍醐丸くらいまでは渋滞の中を行くことになった。
このときはこぼれた分の水を補給することを失念していた。今熊神社で給水できたはずなのだ。このことがあとで新たなトラブルのタネとなった。
スタートしてから雨が降り続いている。登山道も光がなく、晴れている時に比べて暗くなるのが早い。浅間峠でヘッドランプを装着し、30分も行かないうちに点灯した。今年もガスがひどく、視界が極端に悪くなることがあった。
浅間峠通過は、遅かった去年より更に20分も遅い。三頭山では50分、月夜見第2では1時間10分と遅れはどんどん広がる。渋滞の影響、道が悪いなど、はじめのうちは周りのせいにしていたが、後半になると「自分のせい」であることがはっきりしてきた。上位にいる場合、後半になるほど前後に人が少なくなるが、今年は周りに人が多い。やはり今年は遅いんだということが嫌でも認識された。
コースわきに大きなキノコが目立つ。ここ1週間の悪天候を物語る。その上レース中もズーーーッと雨!登りもすべるし下りもすべる。例年三頭山から使うストックを、今年は浅間峠から使ったくらいだ。もちろんそれでも何度もすべってこけた。
西原峠の少し先で水が底をついた。月夜見第2の給水ポイントまで2時間以上あると思われた。水がないと固形物の補給にも支障があるので、エネルギーが切れる怖れも出てくる。リタイヤか?しかし、月夜見第2まで行かないとリタイヤも出来ない。水の代わりになるものとしては小さなみかんが2個だけ。予備にカーボショッツを持参したので、みかんと合わせて月夜見まで2度の補給で我慢した。スタート直後に水を失ったとき、今熊神社で補給しておくべきだった。
今年の補給食は大福1、ゆべし1、草もち1、乾燥バナナ6、カーボショッツ大2+小2、黒糖アメ6、乾燥ウメ6、みかん小3であった。残ったのは黒糖アメ4個と乾燥ウメ2個だけ。つまりほとんど食べつくした。今年は食料が少し足りなかった。
自己ベスト11時間45分以来、記録は落ち続けている。ついに今年は14時間台ということで、振り出しに戻ってしまった感じである。
失敗だったのは草もちと乾燥バナナ。草もちはかじりかけをしまっておくと、次に食べるときに包装に張り付いてしまっていた。乾燥バナナはかむのが面倒だった。
結構よかったのはゆべしとカーボショッツだ。カーボショッツはフラスクに入れてザックのサイドポケットに1個だけ入れておいたが、結果としてこれが救いの神となった。
ゆべし3個、大福3個、みかん3個、アメ5個、乾燥ウメ6個、カーボショッツ(フラスク入り)2個を携帯すべし
今年はヘッドランプを新調した。
BlackDiamondのヘリオン:ヘッドランプとして使用。クセノンバルブ+3灯LED。光量は十分だった。月夜見で1度電池交換をした。
PETZLのティカ:チェストベルトにランプ部を外したものを取り付けた。地面の凹凸の影を見るのに役立った。電池交換はしなかった。
マグライト:手持ちで使用。ひもをザックのショルダーベルトにつけてサイドポケットから取り出すようにしたが、この動作は結構めんどうだった。
BlackDiamondのヘリオン:ヘッドランプとして使用。電池交換は三頭山、大岳山とする。
PETZLのティカ:チェストベルトに装着。電池交換はしない。
新規LED灯:ウェストベルトに装着。電池交換はしない。
マグライト:使わない。
食料は3パックに分けて、ウェストバッグに?パックをいれておき、なくなったらザックから補給するようにした。面倒だった。カーボショッツはとても役に立った。
ウェストベルトにポケットがついているザックに新調する。食料は出来るだけここに収納する。フラスクを2個用意してカーボショッツを入れ、ショルダーベルトに固定する。
ハーフパンツ+ハーフジップTシャツ+自転車の指切りグローブだったが、標高の高い三頭山前後でやや寒さを感じた。雨でウェアが濡れたため体幹が冷えた。浅間峠からゴールまで雨具を着た。アームウォーマーは持参したが使わなかった。
スリークォーターパンツ+ハーフジップTシャツ+自転車の指切りグローブ。最低気温が10度くらいまで下がるようなら上にランシャツをプラスする。アームウォーマーを持参する。
7〜8月は木曜に坂道ランか笠森ランを90分程度、土曜に笠森ランを1往復+うぐいすラインで45分だった。佐渡〜甲州〜山耐の流れで、9月はほとんど調整に終始した。明らかに山ランは不足していた。でも去年もにたようなものだったが(?)。トシのせいかな?
長めの山ランを早めに始めること。7月の「北丹沢」でその時点での走力を把握し、それ以後の練習を組み直すこと。南房総方面で往復4〜5時間のトレイルコースを選定すること。
スタートしてしばらくは気分が乗らなかった。佐渡以後の日程が詰まり過ぎていたようだ。甲州の結果が良すぎたので「これでいいや」と自分でピリオドを打ってしまったのかもしれない。
甲州と山耐に隔年でエントリーする。皆生と富士登山競走も隔年とする。というわけで、来年は富士登山競走と山耐にエントリー。
地点 | 時刻 |
---|---|
今熊神社 | 0:43:01 |
入山峠 | 1:11:12 |
醍醐丸 | 2:37:17 |
三国山 | 3:20:45 |
浅間峠(第1関門) | 3:55:46 |
西原峠 | 5:58:42 |
三頭山 | 6:59:11 |
月夜見第二(第2関門) | 8:22:20 |
御前山 | 9:42:37 |
大ダワ | 10:30:22 |
大岳山 | 11:26:40 |
御岳山長尾平(第3関門) | 12:21:03 |
ゴール | 14:17:21 |
両親指の爪にできていたマメを処置したところ、痛みが改善された。9/30(木)朝に5kmのジョグを行うことができた。記録は期待できないが、参加はできそうだ。ヤッホー。
でも甲州で痛い目にあったゲルフジは履かないで、サロモンにしよう。
10月2日。5時半からアップダウンのあるコースで2時間のジョグ。マメはほぼ完治したが、疲労は抜けきっていないようだ。60分くらいから膝と股関節に疲れが出始めた。甲州恐るべし。
10月9日。台風接近中。明日は好天の予報だが、台風の影響が心配だ。
今年の装備の計画は以下の通り。
会場に到着後、着替えようとしたらバスタオルを忘れていた。さらにソックスも忘れていた。バスタオルはともかくソックスはないと困るので、会場のアートスポーツのブースで5本指ソックスを購入した。
前日の天気予報は「台風一過の晴れ」。当日、スタート前の予報は「曇りで一時雨」
スタート後。2時間くらいからポツポツ降り始め、第2関門を通過した直後から本降りとなる。この後一晩中雨だった。
せっかく高いスーパーコンピュータを買ってあげたのに、キショーチョーはナニをやってるのかな?
大会プログラムを見たら2000人近いエントリーがあった。渋滞を警戒して、前の方に場所を確保してスタートした。おかげで渋滞は避けられた。浅間峠に去年より少し早く到着できたのはこれによるところも大きいかもしれない。
浅間峠を過ぎる頃からガスが濃くなってきた。ヘッドランプで照らす地面のコントラストも悪い。加えて老眼のため、走りながら地面の凹凸を見分けることがむずかしい。今回一番困ったのがこれだった。照明はクリプトン球のヘッドランプとマグライトを使っているが、来年はLEDに変えよう。LEDは去年あたりまでは明るさに不安があったが、他選手の使っているのを見ると十分明るいのが出ているようだ。
浅間峠を過ぎて1時間ほどでヘッドランプを点灯した。その直後頭くらいの高さの木の枝にヘッドランプが引っかかり頭から外れてしまった。手に持っていたマグライトで回りを照らしたがどこにも見当たらない。ヘッドランプがなければまずレースは続けられない。本当にあせった。ヘッドランプはザックの後ろにつけてあったストックに引っかかっていた。
第2関門は明るいので、ヘッドランプのスイッチを切った。ところが次にスイッチを入れてもヘッドランプがつかない。接点がいかれているらしい。何度かONとOFFを繰り返して点灯したが、この後はヘッドランプはつけっぱなしにした。
このレースの特徴は「自由に水が飲めない」ことだ。三頭山までは登りが多いこともあり、とにかく水がおいしかった。しかし、ゴクゴクと飲みたいところを、ゴクで我慢した。給水の間隔は、最初30分毎だったのが、すぐに20分毎になり、浅間峠通過後は15分毎になった。給水はハイドレーションパックを使うが、これはリザーバタンクとチューブからなる。タンクは背中についているから水はぬるくなる。チューブはいわば空冷されているからこの中の水は冷たい。水を吸ってぬるくなったらちょうどチューブ1本分の水を飲んだことになり、1回の給水はこの量を目安とした。
持参した行動食は大福といいパーフェクトバーといい、かなり甘いものだから、水なしでは食べられないし、そもそも食べる気が起きない。10回も参加しててこんな行動食しか思いつかないようじゃまったくしょうがない。結局大福3個とパーフェクトバー2本、アメ数粒を無理して食べて、なんとかガス欠を防いだ。
例年アクセントとしてみかん3個と小さなオレンジジュースを1パック持っていたが今年は持たなかった。「今年も持ってくるんだった!」と何度思ったことか。
登りはやはり苦しい。が今年は少し目が開けた気がする。「早く登りが終わらねーかな」と思いながら登ると登りは長く感じる。今年は15分毎の給水をひとつの区切りとして「給水4回くらいでてっぺんに着けるかな?」という感じで登った。最後の大岳山の登りも気分的には楽だった。
「下りを制する者は山岳耐久レースを制する」と言われている(ような気がする)。三頭山から先は長い下りが混じり始める。今年もここで大幅なペースダウン。「怪我をしたら終わりだ」と思うとどうしても慎重になってしまう。結構抜かれまくった。
毎年日の出山からの夜景を楽しみにしている。が、今年はすごいガスでまったく何も見えなかった。
最後の10kmはテクニックを要する急な下りもなく、例年ここで結構順位を上げる。今年も自分なりにとばしまくった。前半なら歩いていたような登りでも、ここでは走った。練習ができているときは、ここでも足が軽いが、今年は自分でも無理してとばしているという感じがあった。おかげで1度はつまづいて転び、1度は丸太で組んだ橋の隙間に足を突っ込んでしまった。
ともあれ、去年はここでごぼう抜かれしたのが、今年はそうでもなく、ラストスパートという走りができたのだった。
ゴールをした。汗と泥だらけだった。足は水で流した。体も洗いたい。ゴール直後は暑いので、まわりがどんなに寒くても去年までは外の水道で水を浴びて体を洗っていた。しかし今年はバスタオルを忘れたのでそれもできない。やむなくソックスを洗ってそれで体を拭いた。
荷物の整理も終わり帰ろうと表に出たら土砂降りの雨だった。「あ、傘を忘れた」車は歩いて10分ほどの駅の近くにある。1時間ほど仮眠して待ったがやまない。一計を案じ、銀マットをかぶって傘のかわりとした。朝4時でなければとてもできないことだった。
自宅に帰り、荷物を洗っていて気がついた。「ストック忘れてきた」
地点 | 時刻 |
---|---|
今熊神社 | 0:37:26 |
入山峠 | 0:58:36 |
三国山 | 3:02:18 |
浅間峠(第1関門) | 3:34:30 |
三頭山 | 6:10:15 |
月夜見第二(第2関門) | 7:21:09 |
御前山 | 8:38:19 |
大ダワ | 9:24:17 |
大岳山 | 10:11:07 |
御岳山長尾平(第3関門) | 10:54:04 |
ゴール | 12:39:20 |