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2018川の道フットレース

<正式参加、でリタイヤ>

<準備:いかに眠るか>

自分にとっての完走の鍵だ。
不規則な少ない睡眠時間で頑張り通す体力も気力もない。
「夜ちゃんと寝ること」がとても大事だ。
かといって、オフィシャルエイドに常に夜九時に着けるわけではない。
ゆえに、「眠くなったところでちゃんと寝られる」装備は必須だ。
前回のオープン参加では、ネットカフェとビジネスホテルを使った。効果はテキメンだった。
しかし、なんか違和感があった。「自分の力で」ではないような・・・。まあつまらんこだわりとも言えるが。
それでも今回はこだわる!

ファイントラック3×2ULシュラフ+SOLエマージェンシービビイ+イナーティアXFrame(+ヒートテックアンダーウェア)
+キャプテンスタッグスリーピングマット
この装備で夜ちゃんと寝るぞ。

<準備:いかに食べるか>

コンビニやファストフード、スーパーに頼れない区間がある。
たとえば両神荘~小海や、飯山~津南あたり。

<メタクッカー>

夜中の寒いとき、一杯の熱いコーヒーがあると元気が出る。
小腹が空いたとき、カロリーメイトをかじるのもいいが、カップスープやチビロクラーメンがあるとうれしい。
そういうわけでメタクッカーとシェラカップ必携だ。

<やめ!(十日町)>

坐骨神経痛と思われる痛みにより、十日町駅でリタイヤを決めた。
残り106kmで28時間。ずっと歩き通せばたぶん間に合う。
しかし、初参加の時のアキレス腱炎の悪夢がよみがえる。
これが悪化して、レース後も走れない、バイクに乗れない、となる恐れは十分にある。
考え込むこと5分(短いな)。意外とあっさりとリタイヤを決めた。
大会本部に申告した後も、「やめときゃよかったか」とは思わなかった。
が、直接の原因は坐骨神経痛だが、それを招いたのは明らかに練習不足と見通しの甘さだった。

<失敗の原因>

失敗に至る経過の前に、まずは結論から。
(1)単純に練習不足。例年の50㎞走はやるべきだった。
(2)眠ることにこだわりすぎた。シュラフは過剰な装備だった。
(3)荷物が重かった。
(4)食べ過ぎ。常におなかが重かった。行動中は少量ずつ。腹いっぱい食べるならレストポイント到着時にすべきだった。

<直前までドタバタ>

レードライトにするか、クロスランナーバックにするか。
シュラフは持つか。やっぱりやめるか。
マットをつけるならレードライトか。クロスランナーバックは無理があるな。
このフラッシュライト重いな。どうするかな。そういえばどっかに小さいのがあったな。
ナンバーカードどうするか。レースナンバーベルトにするか。
入れたり出したり、取っ替えたりひっかえたり。
それというのも、思いのほか気温が高そうなのだ。防寒装備をどっさり持っても無用の長物になりかねない。
とりあえずレストポイントに送る荷物には寒くなっても困らないような装備を放り込んでおいた。
そんなことを前日の夜8時までやっていたのだった。

<やはりウルトラの練習は必要か?>

とにかくゆっくり。平均時速5kmでいいんだ(休憩も睡眠も含めてね)。
90分走ったら5分休もう。
というつもりで走り始めた荒川サイクリング道路。
日がしむ頃、「ヒトリ川の道のときは、この辺もう少し明るかったような?」
前回の単独完走の時より少し遅いかな?主観距離も長い気がする。
やっぱり50km走やっとけばよかったかなー?
この疑問は前に進むほど確信に変わった。
寄居、波久礼、秩父と進むにつれて、前回の通過時間より遅れてゆく。
善光寺ではついに5時間遅れ。津南の第3レストでは半日遅れとなった。
結局今回は走力不足でのチャレンジだったわけ。

<気温変化に翻弄された>

「川の道の夜は寒い」・・・ハズだった。
しかし、30日の夜は暖かだった。
野宿のためのシュラフや防寒具。多すぎた。重いだけ。
1日の昼間は夏日。水をかけながら走った。
第1レストを出てから、上野村の夜も、これまでより明らかに気温が高い。
ま、おかげで野宿は快適に寝られたが。
しかし寝られても、走力が不足してるので、いっこうにペースが上がらない。
  第2レストで2日の夜を過ごし、3日の夕方、浅野交差点あたりから気温が下がり始めた。
防寒装備は小諸でザックから出した。唯一ソフトシェルのみ保険として持ってきた。
が、気温が下がったといっても8度程度だったので、飯山駅手前のスーパーの軒下では、快適に2時間寝られた。
ただし、もしこれが5度を下回っていたら、寒かったかも。

<坐骨神経痛悪化~リタイヤ>

1日くらいから、なんとなくハムストに鈍痛。
筋肉痛とは違う。坐骨神経痛か?
3日の夜。飯山~津南を走行中に確信した。
この段階では、痛くて走れないというほどではない。むしろ痛みが眠気覚ましになってちょうどいい、なんて考えながら走ってた。
第3レストを出てから、痛みはますますひどくなる。歩くにはいいのだが、走るのがしんどい。
あと100km。無理して走り続けたら悪化するだろうな。歩き続けたら?わからん。
アキレス腱の二の舞にならないか?ならないという保証はないな。
また、佐渡もハセツネもDNSなんてことにならんとも限らない。
十日町の道の駅でリタイヤを決めた。

<眠れたか?>

眠れた。気温が高かったせいもあるが。
しかし、眠るために参加したわけじゃない。
どこででも寝るのと引き替えに、レストポイントの滞在時間は2時間にするつもりだったが、昼間の滞在となった両神荘も旧三箇小学校も3時間以上休んでしまった。
意味ないよね。
ほとんど寝ないで動き続けるなら、防寒具も最低限で済むが、止まって長時間休むとなるとそれなりに増える。
「寝たくなったら寝る」という方針は間違いだったか。

<食べられたか?>

食べられた。というか食べ過ぎた。
行動中にまともな量を食べてしまった。すぐに走り始めてしまったので、胃に行くべき血液が不足し、若干消化不良気味だった。いつもおなかが重かった。
メタクッカーも用意はしていったが、結局背負って走ることはなかった。
ポイント距離(km)地名
CP139.0戸田市・彩湖畔
CP251.2さいたま市・新上江橋東側
CP367.5吉見町・桜堤公園入口
CP476.6鴻巣市・大芦橋南西側
CP589.1熊谷市・警察署前交差点
CP6110.9寄居町・波久礼駅前丁字路
CP7132.8秩父市・上野町交差点
CP8151.8小鹿野町・両神荘体育館
CP9174.0小鹿野町・志賀坂トンネル入口
CP10207.8ぶどう峠
CP11228.0小海町・小海大橋交差点
CP12251.7佐久市・長土呂南交差点
CP13259.6小諸グランドキャッスルホテル
CP14278.2上田市・上田城址入口
CP15302.3長野市・篠ノ井橋北詰
CP16316.5長野市・善光寺
CP17330.9長野市・浅野交差点
CP18347.8飯山市・飯山駅
CP19393.0津南町・旧三箇小学校
日付時刻時間平均速度(km/h)
4月30日13時59分04時間59分7.8
4月30日16時01分07時間01分7.3
4月30日18時34分09時間34分7.1
4月30日20時20分11時間20分6.8
4月30日22時52分13時間52分6.4
5月1日07時20分22時間20分5.0
5月1日11時45分26時間45分5.0
5月1日15時15分30時間15分5.0
5月2日00時34分39時間34分4.4
5月2日10時32分49時間32分4.2
5月2日14時09分53時間09分4.3
5月2日18時58分57時間58分4.3
5月2日20時46分59時間46分4.3
5月3日07時47分70時間47分3.9
5月3日12時11分75時間11分4.0
5月3日15時02分78時間02分4.1
5月3日18時23分81時間23分4.1
5月4日00時19分87時間19分4.0
5月4日10時05分97時間05分4.0

<次回は?>

2019年は見送る。
2020年に再挑戦する。

<来年は?>

富士五湖と野辺山をきちんと走れるように走力アップを目指す。
富士五湖は118㎞を11時間48分以内、野辺山は100㎞11時間以内での完走を目指す。
まあ、言うだけなら何とでも言えるが。
今回は走力の不足を痛感したので、100km級のウルトラをきちんと走れる練習法を確立したい。
結局、「長い距離をできるだけ速いスピードで走る」に尽きる。
週に1回は50㎞超の距離を走る。後半つぶれてもいいので前半から頑張る。

<次回の装備>

モンベルザック
ウエア(通常):Tシャツ+七分タイツ
ウエア(防寒):アームカバー+レッグカバー+ベスト
ウエア(+防寒):SOLエマージェンシーポンチョ
レインウエア:SOLエマージェンシーポンチョ+ゴアアンダーパンツ
睡眠:マット+サバイバルシュラフ

<次回の戦略>

睡眠:オフィシャルレスト間はできるだけ不眠で。眠らざるを得ないときは1時間程度。
食事(行動中):炭水化物中心に少量ずつ。
食事(レストポイント):到着直後に(野菜類も含めて)きちんと食べる。瓶詰や缶詰の食品を送っておく。食べてから寝る。出発直前には大食しない。

2017川の道フットレース・千曲川~信濃川ステージ

<ついでに暑熱馴化トレ>

<あたり!>

抽選で当たって、「千曲川~信濃川ステージ」の正式参加が決定した。
12月末に「千曲川~信濃川ステージ」の一般エントリーに申し込んだ。優先エントリーの資格はなかった(2013年の初参加の小諸までの分は時効だった)。
ダメだったらまた去年と同じパターンで行くか、と思っていたら、なんと「あたり」。競争率は3倍くらいだったようだ。あるんだねー、こういうことが。ラッキー!

<小諸までジャーニー・・・だな>

正式参加は小諸~新潟区間だが、それじゃ物足りないので、葛西~小諸をジャーニーで走ることにした。去年と同様だ。オフィシャルサポートなし。
去年は小諸まで55時間、小諸から70時間かかった。小諸からの方がコースは楽なのに、スピードはゲキ落ちだ。ラスト20kmはオール歩きだったもんなー。
でも今年は小諸で20時間くらい休める。グランドキャッスルホテルもすでに予約したので、かなり体力は回復するだろう。

<計画>

4月30日:フルコースと同時に葛西をスタート。
5月2日:午後小諸に到着。
5月3日:11時「千曲川~信濃川ステージ」スタート。
・荷物をグランドキャッスルホテルあてに郵送しておく。
・レストポイントと小諸以外は野宿または温泉施設などで仮眠する。ビジネスホテルは使わない。
・野宿の装備はエアマット+エマージェンシービビー。
メタクッカー、シェラカップ、スティックコーヒー、カップスープを携帯する。

<中止決定>

突然義母が入院。中止。残念。
正式エントリーの後半は参加の予定。

<あと5人・・・上田>

暑くなりそうな予感の11時、小諸をスタート。すぐに最後尾近くまで後退。ホント遅いな俺。
それでも、上田には2時間20分で到着。平均時速8km超という「驚異的な」スピードだ。これを維持するだけで、睡眠を入れても40時間切りは間違いないけどね。

<ロングの最後尾がチラホラ・・・善光寺>

80分走行+10分休みで淡々と進む。うん、このレースは「淡々と進む」以外にできることはないな。
篠ノ井橋を過ぎて善光寺に向かう路上で、ロングの最後尾ランナーに追いついた。女性だった。
善光寺は夕暮れ時。ここから夜間走行となった。

<バイパスに入っちゃった・・・飯山>

浅野交差点が21時12分。飯山駅は夜中かな、なんて考えながら走っていたら、いつの間にかバイパスに入ってしまったようだ。
こんな長い登りあったかなー?と思うような登りが続く。しまった、と思った時は登りも終わる直前、道の駅があった。
こんな道来るはずじゃなかったのに、体力無駄にしたな。腹立ちまぎれに道の駅でふて寝。軒下で寝始めたが、寒くて多機能トイレに移動。贅沢は言ってられない。夜中だから、そんなに迷惑ではなかったと思うけどすいません。

<気温急上昇・・・栄村>

道の駅を(夜中の)2時半ころ出た。すぐに下りとなった。いつの間にか見覚えのある道に合流した。うーん、来年はこの部分ちゃんとチェックしとこう。
飯山駅を夜明け前に通過した。昨夜は夜半から晴れて、放射冷却で冷え込んだ。
道の駅で寝ているうちにまわりには誰もいなくなったが、夜が明けてから、栄村に向かう道で、歩きに徹しているランナー多数をパス。睡眠ゼロで体力を使い果たしたヒトたちだ。使い果たさなかったヒトは今頃三箇小学校だ。
谷間に陽が差し込むと気温が急上昇。水をかぶりながらの走行となる。道路わきには除雪された雪がかなり残っていた。
栄村の私設エイドには、椅子まであって、タケノコの味噌汁、きゅうりの漬物など、おいしかったー。
気温は上がり続けた。「ヤレヤレ午後は大変だぞ」と思いながら、津南のレストポイントに到着。

<暑熱馴化トレーニングだ!・・・小千谷>

三箇小学校では、シャワー、着替え、食事で1時間。残り1時間は体育館で横になった。眼を閉じたと思ったら1時間たっていた。よく寝たなー。
ここははじめから2時間滞在と決めていたので、12時半にはスタート。暑さ真っ盛り。31℃。いきなり真夏だ。身体が慣れてない。
給水間隔を15分に短縮し、沿道の使える水道はお願いして使わせてもらい、水をかぶりながらの走行となった。
無理して走って後がもつか?という心配はあったが、暑熱馴化トレーニングのつもりで。
16時ころファミマのイートインで大休止。少し回復。やがて気温も下がってきた。

<寝るんじゃなかった・・・和田さんエイド>

和田さんエイド直前で少々道迷い。20時20分に到着。87番だと。真ん中くらいだ。
ここまでの睡眠時間は合計3時間。このまま徹夜は無理だ。
和田さんのエイドでは奥で寝ているランナーがいた。「寝とくか」眠気は切迫していなかったが、寒くないところで寝られるなら、今のうちに寝ちゃおうという気になってしまった。
毛布をかぶって3時間。とにかく横になっていたが、熟睡はできなかった。体が「寝るモード」になっていなかった。
起きても眠いまま。睡眠失敗したかな?と思いながらスタート。しばらく走って失敗したと確信。

<1時間でスッキリ!・・・長岡>

「眠い・・・」長岡駅前を通過するころには、はっきりと眠気を感じていた。ゆっくりでも走り続けることが苦痛になってきた。「眠いときはカラダ(脳)が運動を拒否するのではないか?」そんなことを考えながら足を動かし続けてた。
コインランドリー発見。グラッときたが、暖房付の部屋でごろ寝したって、何の経験にもならない。どうせ寝るなら次回につながる寝方だ。
「もう歩くしかないか」と思い始めたころバス停発見。扉が閉まるやつ。4時ころだった。とにかく寝た。一瞬で5時になった。スッキリだ。和田さんエイドの3時間より回復した。走れる。ランニング再開。

<マネできないランナーたち・・・新潟>

長岡あたりから、時々目にする歩きのランナー。フル、ハーフ問わず存在する。
すでに走る脚力は残っていない。時速4kmならそれでも間に合う。しかしそのためにはほとんど休むことなく歩き続けなければならない。
多分それにかけたランナー。自分の時速6kmと比べても明らかに遅い。気が遠くなるような長い時間を歩きとおそうと決心したヒトたち。スゴイ精神力だ。尊敬する。
自分も去年20kmは歩きづめだったが・・・。70kmはチト無理かな?

<ゴールは近い。でも遠いなー・・・大野大橋>

ゴールが近づいてきた。しかし、今日も暑い。水をかぶりながら、再び暑熱馴化トレーニングだ。
大野大橋までの直線の道。長い・・・・。早く着かないかなんて考えない。そんなこと考えても近くなるわけじゃない。
15分ごとに給水し、50分走って10分休み。ときどきアンパンでもかじる。
次はこのコースのランドマークチェックしとこ。

<着いた・・・川の道岬>

「信濃川関屋分水路河口」通称「川の道岬」到着。時速6kmでもちゃんと走った。脚の異常なし。食欲あり。疲労困憊というほどではない。適正ペースだったね。
疲労困憊するまで頑張ればもっと速く走れたかというと、力尽きてただろうな。
最後の10kmだけうんと頑張れば、10分くらい縮まったかもしれないけど、意味ないね。
休む時間、寝る時間を必要以上にケチっちゃいけない。こういう長いレースでは体を回復させることは速く走ることと同じくらい大切だ。

<背負って走る力>

「川の道」はなぜこんなに脚に来るのか。時間と距離が長いから、だけじゃない。
「荷物が重い」
一歩一歩の「ズン」が荷物分だけ増える。その分脚のダメージも増える。だから脚力のないランナーはすり足で走らざるを得なくなる。
荷物を背負って走るトレーニングが必要だ。

<来年の寒さ対策:上>

暑:半袖Tシャツ(ちゃんとしたやつね。参加賞じゃダメ。今年失敗した)
涼:暑+アームカバー。
寒:暑+保温ロングT(ヒートテックみたいなやつ)
超寒:寒+ソフトシェルか保温ジャケット(軽量のソフトシェルほしいな)

<来年の寒さ対策:下>

暑:スリークオーターパンツ
涼:暑+レッグウォーマー。
寒:涼+トランクスで腰回り保温
超寒:寒+レインウエア。

<来年の寝方>

レストポイントでは滞在2時間。風呂着替え優先。残りは横になる。眠かったら2時間寝てもよい。
レストポイント間:眠くなったら寝られるところで寝る。昼夜間問わず。時間は決めない。目覚めるまで寝る。どうせ何時間も寝られない。

<ザック変えよう>

2年連続で、レードライトの20Lを使った。ポケットも多くていいザックだと思うが、ウエストのポケットが片手で開け閉めしづらいのと、チェストのボトルホルダーがややストレスだ。
来年は同じレードライトのXP14あたりにしようかな。

<いちばん問題なのは・・・>

走力だ。これに尽きる。寝方とか給食給水とかいろいろあるが、結局枝葉だ。大事なのは走力だ。
落ちる一方なんだよなー。何かやって走力アップできたとかあればうれしいんだが、今のところ何をやってもダメ。
なにせ最低でも3ヶ月くらいはやらないと効果を確認できないからなー。
とりあえず「次はこれ」という目当てがないわけじゃないから、やるだけやって、効果を確認。皆生や富士登山がテストになるのかな。

<複視・・・下を見ると軽減?>

今回はスタートからずっと意識して下を見て走った。いつもは前や遠くを見てる。
結果、軽く済んだ(と思う)。理由はわからん。
走行スピードが極端に遅かったから、という可能性もある。
次のレースで引き続き試そう。

<新幹線>

帰りは各駅停車でノンビリ、のつもりだったが、最終に間に合わなかった。
湯沢から新幹線。GWだから座れないかと思ったが、席はあった。上野で在来線に乗り換えて、内房線のラスト前に乗った。

<回復>

むくみは両足首が少しだけ。今回はとにかく眠かった。眠気は10日(水)くらいまであった。
6,7,8は軽くスイム。25mずつゆるゆる泳ぐだけ。
9日(火)はバイクの朝練+帰宅ジョグ。バイクはまずまずだったが、ランは8分/km近くがやっとのヨレヨレ。
13日(土)になんとか普通に走れるまでに回復。
14日(日)から通常メニューに復帰。
CP距離地名到着時刻
START0小諸グランドキャッスルホテル3日11時00分
CP1418.8上田市・上田城址入口13間21分
CP1542.6長野市・篠ノ井橋北詰16時33分
CP1655.7長野市・善光寺18時42分
CP1771.2長野市・浅野交差点21時12分
CP1887.9飯山市・飯山駅4日3時20分
CP19133.1津南町・旧三箇小学校10時20分
CP20162小千谷市・魚沼橋南詰17時37分
CP21177.4小千谷市・三仏生(和田邸)20時30分
CP22192長岡市・大手通交差点5日2時22分
CP23215.1三条市・三条大橋南詰7時22分
CP24242.6新潟市・大野大橋南詰12時01分
CP25250.5新潟市・日本海岸13時17分
GOAL254.2新潟市・ホンマ健康ランド13時54分
CP距離ラップスプリット区間速度通算速度
START0.0
CP1418.82時間21分2時間21分8.08.0
CP1542.63時間12分5時間33分7.47.7
CP1655.72時間09分7時間42分6.17.2
CP1771.22時間30分10時間12分6.27.0
CP1887.96時間08分16時間20分2.75.4
CP19133.17時間00分23時間20分6.55.7
CP20162.07時間17分30時間37分4.05.3
CP21177.42時間53分33時間30分5.35.3
CP22192.05時間52分39時間22分2.54.9
CP23215.15時間00分44時間22分4.64.8
CP24242.64時間39分49時間01分5.94.9
CP25250.51時間16分50時間17分6.25.0
GOAL254.20時間37分50時間54分6.05.0

2016川の道フットレース520kmジャーニーラン

<5泊6日川の道(マイナス8km)徒歩旅行>

<休憩ポイント>

ビジネスホテルは一応おさえた。この他の休憩・仮眠ポイントとして、インターネットカフェと日帰り温泉をチェックした。

<18時間で100km>

これに6時間の仮眠休憩を加えて、24時間で100km。5日+αで、520kmだ。

<心構え>

スタートしてからずっと「新潟まで」なんて考え続けてると精神力が続かない。その時、その場所の景色と空気を楽しみながら、「とりあえず次の1時間」で進んで行かないと。

<サラダバー>

行動中の携帯食(アンパンなど)以外に、1日3食をきちんととること。特に野菜。1日1回はサラダバーのあるファミレスで野菜をまとめ食いだ。

<ウエア>

スタート時着用:ニューバランスT,アームウォーマー、ランニングアンダーパンツ、スリークオーターパンツ、ソックス、サイクリングキャップ、サングラス
スタート時携帯:防寒着、レインウエア上下(防寒兼用)、保温下着上下、ロングタイツ(アシックス)、ソックス予備1、オーバーグローブ、アンダーグローブ、ネックウォーマー、エマージェンシーブランケット、カメラ、三脚
発送:ロングT2、半袖T1、ロングタイツ(カレンジ)、ランニングアンダーパンツ2、アームウォーマー、ソックス2、帰宅用の服、サンダル

<ツール>

スタート時携帯:携帯電話、ポケットラジオ+イヤホン、ハンドタオル、GPS(予備電池3)、ヘッドランプ(予備電池9)、行程表、地図(埼玉県、長野県)、要所拡大図、運転免許証、印鑑、メガネケース、メガネ、コンタクトレンズ6組、エイドキット(アイシング用ビニール袋10、ロキソニンゲル、テーピングテープ、はさみ、カットバン、日焼け止め)
発送:地図(新潟県)、単3電池3、単4電池9、バスタオル、ハンドタオル、

<上田と新潟>

ゆうパック局留めで、荷物を送る。上田も新潟も24時間窓口が開いてる。

<スタートできるか?>

「富士五湖」から中5日で「川の道」だ。ダメージが回復するか。「富士五湖」やめときゃよかったかな。
最悪DNSだが、とりあえず上田までは頑張るという可能性もある。

<撤退条件>

富士五湖が終わった。現在(4月26日)の脚の状態は、「多分スタートできる」だ。
走行ペースは、下限「3時間で18km」(行動中)。これを下回ったら撤退と決めた。
富士五湖118kmの平均ペースが、6分46秒=3時間で26.6km、なので、かなり楽なペースのはずだ。
ちなみに2013年は、初日の「スタートから熊谷警察署前まで(86.7km)」が6.5km/h、2日目の「波久礼からこまどり荘まで(61.7km)」が5.2km/h、3日目の「三国峠から小諸まで(76.2km)」が4.7km/hであった。
2日目に登りで落ちるのは仕方がないとして、3日目は下り+平地だ。ここでこんなスピードでは話にならない。またアキレス腱炎で走れなくなるのが関の山だ。同じ経過をたどるようなら撤退だな。

<完踏!>

5月5日12時14分。日本海岸に到着。
終わらない道はなかった。
2013年のレースリタイヤのトラウマからようやく解放された。

<ネットカフェは寒かった~熊谷>

1時間ほど荒川サイクリングロードを走ると、大勢のランナーもかなりばらけた。
コンビニもファミレスもないので、12時間分の行動食をすべて携帯している。
一定時間ごとに給水・給食し、適当に休憩しひたすらトコトコ・・・。結構精神力が必要だ。
その上に、今回はどれくらい走れるかという不安と重圧。ノーエントリーによる疎外感と孤独感。
サイクリングロードから17号線に入った時は「ヤレヤレ」だった。少しキモチが上向いた。
予定していた「ステーキガスト」のサラダバーは、混んでいたのでパス。少し先で定食屋を見つけて入った。定食+千切りキャベツ2杯。
「やめちゃおうかな?」から「ガンバロー」になったのは、熊谷のネットカフェ「金太郎」に入室してからだった。
入室は4月30日23時ころだったと思う。6時間コースで5時間滞在した。
シャワーを浴びてからごろ寝したが、エアコンがやや寒かった。ちゃんと着て寝ればよかった。
5月1日の4時くらいまでには出発した(と思う)。

<最後尾だ・・・~滝沢ダム>

ここまでは前回と大差ない時間だ。ダイジョブか?この後も同じ展開?
ここまでは平均して時速7kmだったが、登りが混じってきてから時速6km程度に落ちた。
陽が高くなると気温も上昇。夏日かな?頭、肩、首筋を頻繁に水で濡らす。
大滝温泉で予定通り入浴と仮眠。
休憩室は空いていたが、テレビの音量がうるさかった。でもとにかく2時間、横にはなった。
山越えにそなえて、土産の菓子を調達し再スタート。
ループ橋を登り終わる頃に一人の選手に追いついた。こまどり荘でリタイヤすると言っていた。
しばらく行くと大会のスタッフがいて、さっきの選手が最後尾であることを知った。

<今年はコース変更だと~志賀坂峠>

暗くなった道を中津川林道方面に歩き走りしていると、なぜか戻ってくる選手が・・・。こまどり荘まであと500mくらいの地点で出会った選手に聞いてみると、今年は三国峠でなく八丁峠~十国峠に変更になったとのこと。
知らなかった!無人の三国峠に突入するところだった。
その場でUターン。ま、選手じゃないからね。マイナス4km。
一時的に最後尾となったものの、こまどり荘でレストしてた選手が、パラパラと走る八丁林道へ。
こまどり荘で補給するつもりだったので、水が残り少なかったが、運よく自販機(林道に自販機!)があったのでゲット。
八丁峠の登りでは30代のK君と知り合う。自分と同じで、非対称なフォームから右アキレス腱の故障に悩まされているそうだ。
今回は2度目の川の道だが、奥さんと義理のお母さんがサポートカーで先回りしてくれているとか。
意外と長かった八丁峠の登りをこなし、志賀坂峠に下った。
トンネルから冷たい風が吹きつけてきた。

<寒い&眠い!~群馬県上野村>

志賀坂トンネルを抜けると気温が急降下。とても寒い。これから深夜に向かうが、とてもそこらでゴロ寝できそうな気温ではない。
神流町に下り、国道462号線に入るが、コンビニもファミレスもない。・・・眠い。大滝温泉で2時間横になっただけで、すでに20時間近く行動している。立ち止まって休むと一瞬で夢を見てる。
睡魔には勝てず、恐竜博物館の入口の軒下で着られるだけ着て、1時間弱のごろ寝。背中の冷たさで目が覚めた。とりあえず眠気は取れた。
上野村で5月2日の朝を迎え、長い長い十国峠の登りを終えたころには陽は高く昇っていた。

<水なし・食糧なし~佐久穂町R141>

十国峠についたときには食糧はほぼゼロ。水は100mL程度を残すのみだった。峠に水場はなく、オフィシャルエイドはあったが、自分は無関係なので水は補給できず。自販機でも期待して、とにかく下るしかない。国道まで18kmだ。
気温が上がってきた。夏日だな。すぐに水は飲みつくした。食糧もないので、残っていた梅飴を何粒か食べた。
やがてようやく自販機を発見。水と甘い炭酸飲料をゲット。十国峠から3時間でR141に出て、最初のコンビニで山越えは終了した。大滝温泉から22時間だった。三国峠の方が楽だな。

<シューズに穴が!~上田>

佐久穂から小諸は暑かった。熱中症にならぬよう、頭や肩、首筋を頻繁に濡らしながら乗り切った。
前回より2時間ほど早く小諸を通過。上田には18時~19時には着けそうだ。致命的に失速する兆候も見られない。今回はいけるかも?
なんて考えながら休憩中、脱いだシューズをふと見ると、ソールに穴が開きそうだ。拇指球の付け根の屈曲部のあたり。ソールがすり減ってほぼ凹凸がなくなっており、1cmほど内部の緩衝材が露出してしまっている。
とてもあと200km以上なんてもちそうもない。
そうだ!上田に『アリオ』があるって看板が。「ゼビオ」も入ってるようだからGT-2000置いてあるかも。定価だろうけど。
というわけで、買いました。上田の「ゼビオ」で。定価のGT-2000を。
ま、運が良かったかな?

<疲れてきたが・・・今回はいける!~飯山>

上田のビジネスホテルを5月3日2時半にスタート。
上田郵便局で局留めの荷物を受け取り、必要な装備の調整をして、「新潟中央郵便局」へ送った。
これで新潟まで行くしかなくなった。
善光寺までの道。前回は「遠いなー」と思いながら走った。上田を朝のうちに通過したのに、着いたのは午後3時だった。30kmくらいしかないんだよね。
今回はなんと午前10時に着いた。
飯山まではタイガーマスクさんなど、何人かの選手と言葉を交わしたりしながら進んだ。彼らはほとんど次のチェックポイントまで徹夜で行くそうだ。
新幹線で変わり果てた飯山の駅に着いたのは夕方4時だった。在来線のホームがつぶされそうにあった。
駅前のスーパーで夕食を買って、ビジネスホテルにチェックイン。
前回と比べてホントに楽だった。妻には「5日の早朝には新潟に着ける」なんてメールを送ったくらいだった。
長岡のビジネスホテルはキャンセルした。甘かったね。

<眠いよー~長岡>

寝過ごした。飯山を出たのは夜中の12時。前回と同じだ。しかし状態はだいぶ違う。
飯山を出てすぐ、他人につられてミスコース。R117を外れ、県道で道の駅の先に出てしまった。まいっか。
後半ハーフの選手も混じって、この時間帯は結構コース上はにぎやかだ。
結構寝たはずだが、まだ眠い。さすがにだいぶ疲れがたまっている。空の車庫で少し仮眠。
野沢温泉近くからポツポツと降り始めた。3時、4時くらい。
8時ころ津南町を通過するころには雨は止んだ。冷たい雨じゃなかったので助かった。
自分は鹿渡館には行かないので、マイナス4km。 3年前にリタイヤした土市駅前を通過。気温が上がってきた。
「道の駅クロス10十日町」で入浴と休憩。13時発。
十日町からの国道にはファミレスがない。道の駅は高かったので、「すきや」あたりを期待してたのだが。
レーズンロールとプロセスチーズでしのいだ。この組み合わせはゴールまでの定番となった。
長岡は20時ころ。眠い。ビジネスホテルキャンセルするんじゃなかった。もう遅い。
駅を過ぎたところで歯医者の駐車場でごろ寝。1時間くらいは寝られたか。まだ眠い。

<ついに歩きに~あと20km地点>

三条大橋付近で5月5日の夜明けを迎えた。
まだ走っている。
余力が尽きてきた。やはり長岡で4時間くらい寝るべきだったか。飯山から一気になんて無謀だったな。やはり同じペースで進まないと。
しかし、ここまで来たら後の祭りだ。すでに午前9時前の完踏はあきらめた。残り全部歩いても夜9時までに着けるのは間違いない。
走れるうちは走るのだ。
スピードが落ちた分、止まって食事をあきらめ、パン+チーズを歩きながら。
まっすぐな8号線。南区あたりで力尽き、すわって仮眠。
この後1時間ほど走れたが、右アキレス腱の状態が悪く、走ると痛みが来そうな状態になった。
予定ではこうなったら中止のはずだった。しかし、歩くのは差支えない。
「歩く」決めた。昼には着けるだろう。

<着いた~信濃川河口>

いつまで、どこまで、なんて考えない。
前に進んでればいつかは着く。まともに歩けるだけ3年前よりマシだ。
混雑する道の駅を過ぎ、信濃川の土手に出た。河口に着いたのは12時14分。
参加選手のゴールは「ホンマ健康ランド」だが、自分はそこまでとほぼ同じ距離を(回り道して)JR関屋駅をゴールとした。
13時22分着。

<天候・・・おおむね良>

雨に降られたのは通算で4時間程度。
3年前のような寒さは上野村の夜くらいだった。
昼間は25℃かそれ以上の日が多かったが、対応できる温度だった。

<水>

500mLボトル×2を携帯したが、チューブのハイドレより使い勝手はよかった。
ボトルの飲み口はキャップじゃなくて、チューチュー吸えるやつに変えておけば、暑いときの水かけなどで便利だったな。
行動中は、ほとんどただの水だけで給水した。体調に問題はなかった。

<食事>

ファミレスは、GWの夜は混んでいる場合が多く、使えなかった。
「すきや」「松屋」「吉野家」などがコストパフォーマンスもよく食事には最適であった。
コンビニは高い。
スーパーで食材を調達するのも結構よい。

<睡眠>

ビジネスホテルでの睡眠は、回復に大いに役立った。4時間寝られると全然違う。
ネットカフェは1泊だけだったが、エアコンが寒かった(調整の方法もわからなかった)。
自由度の点では野宿が一番だ。今回はそのつもりがなかったので寒かった。ごろ寝するなら、それなりの装備が必要だ。背中が特に冷たい。

<風呂>

日帰り温泉で2時間程度の休憩の中で風呂に入ればオッケーだ。
ホテルに泊まったからといって体を洗う必要はない。睡眠優先だ。

<地図と行程表>

コースの分かりにくいところは詳細図が必要だが、ほとんど分県地図で足りた。
行程表に載せる情報は、距離順に、CPやランドマークの位置、コンビニ、すき屋、松屋、吉野家、日帰り温泉、ビジネスホテルなど。

<アイシング>

今回はアキレス腱の調子が良かったこともあって、アイシングしたのは2回だけ。上田のホテルと、善光寺の先のファミレスだ。
飯山から先でアイシングしなかったのは失敗だった。やはり1日に1回は冷やすべきだ。

<テーピング>

飯山から先でテーピングしたが、貼り方が悪くて役に立たなかった。大事なことなのに、復習してなかった。
ちゃんとテーピングしてればもう少し走れたかもしれない。

<必要だったもの。あってよかったもの>

テーピング用テープと、バンドエイド、アイシングにも使えるビニール袋は充分持った方がよい。
エアマットとシュラフ型サバイバルシート。野宿には欠かせない。
ラジオ。2日目で壊れちゃったけど、天気予報に便利だった。各地のNHKの周波数も調べとくといい。
チューチュー吸えるボトル。水かけにも便利だ。
レインウェアのほかに薄手のウィンドブレーカーがあると便利だが、荷物が増えちゃうなー。微妙だ。
モノではないが、昼間コンタクト、夜メガネは正解だった。
モンベルのサーマラップジャケットは、持っていると安心だった。かさばるけどね。野宿のときは必須かな。
HOLUXのGPS。電池の持ちもいいし、感度もいい。便利だった。

<不要だったもの>

保温用の下着上下。野宿のときにはあった方がいいような気がするが・・・。むずかしいな。
ヘッドランプ。山じゃないから、ハンドランプがあれば事足りるかも。
厚手の冬用グローブ。

<レース前とレース後>

4月30日(土)葛西臨海公園駅までJR。
5月5日(日)新潟発15時ころの普通列車を乗り継いて帰宅。長岡、水上、高崎で乗り換え。水上から高崎はガラガラだった。
高崎から東海道線直通列車に乗り、東京を通り過ぎて新橋まで。快速千葉行きに乗り換えた。東京の一つ手前だから座れた。
帰宅は夜中の12時ころ。

<費用>

全部で4万円ちょっと。
宿泊代:ビジネスホテル2泊とインターネットカフェ1泊で約1万円。
交通費:行き帰りで8000円くらい。
荷物の輸送:自宅→上田、上田→新潟。合計2000円。
その他:2万円。食費、お風呂、おみやげ、雑費。

<レードライトは・・・?>

ほとんど使いこなしていない状態でスタートした。
今回使いながら慣れた。いいザックだ。
次に使うときはもっとうまくできるだろう。

<超長距離マラソンの走り方(自分用)>

・走行距離は24時間で110km程度が最大かな。
・睡眠時間は夜間に4時間、昼間に2時間取れればオッケー。
・休憩するときはシューズを脱いで、足に風を通す。
・宿泊は寝るだけでよい。風呂は入れるときに日帰り温泉にでも入ればよい。
・食事は、すき家、吉野家系がコストパフォーマンスが高い。少し手間がかかるがスーパーも。
・コンビニは行動食調達とトイレに重宝。
・野宿ができる装備を持つと自由度が上がるかな。

<回復まで(1)>

両足首がかなり腫脹した。痛みはない。むくみも混じってるかも。ラスト150kmの食事がいい加減すぎたかな。
6日は全く体が動かず(一応仕事に行ったが)。
7,8も動くのが大変。眠いし、体の芯に疲れがある。両足の腫脹も引かない。横になってる方が楽。
おしっこの回数と量も少ないので、水分が回ってないのかもしれないと、7日の夕方に1.5kmほどゆっくりプルだけスイム。途端にトイレの回数が増えた。
8日もスイム2km。7日よりちょっとマシな感覚。左の腫れはほとんど引いた。右はまだかなりだ。アキレス腱だな。痛みがないだけ2013年より状態は良い。とにかく湿布とアイシング。
明日はバイクに乗ろうかな、という気になった。

<回復まで(2)>

9日(月)バイク朝練50kmハード。右アキレス腱固定テープ。結構まともに走れた。全身の疲れもだいぶ抜けてきたようだ。
10日(火)バイク朝練50kmイージー。右アキレス腱固定テープ。腫れはだいぶ引いてきた。明日は走ってみようか。
11日(水)バイクの朝練(雨)で転倒、落車。左膝打撲と右手人差し指擦過傷。イテー。メガネも壊れた。
コナミの行き帰りに走る。走り出しは股関節から下がガチガチ。脚が棒みたいというか、走り方を忘れたか?上半身と下半身がかみ合っていない感じ。
何度か止まってストレッチ。少しずつ走れるようになる。フー。
関節の動きが悪いだけでなく、疲労感もある。バイクのせいもあるかなー?
明日はまともなラントレいってみるか。

<回復まで(3)>

12日(木)バイク朝練ハード50km。今シーズンベスト。よしなかなかいいぞ。
夕方、武道館前で、アップダウンを行ったり来たり。60分。11.6km。うん、まずまずでないの。
13日(金)朝ジョグ5km。夕方スイム。
14、15日は土日の通常練習に戻した(アキレス腱キネシオテープ)。タイムもまあよし。右アキレス腱はまだ少し太いが、だいぶメリハリがついてきた。
回復まで1週間かかったわけだ。野辺山も走れそうだ。よかったー。
日付時刻経過時間地点距離平均スピード備考
4月30日12時13分3時間13分岩淵水門
4月30日13時23分4時間23分笹目橋
4月30日14時13分5時間13分彩湖北端
4月30日16時06分7時間06分上江橋
4月30日16時46分7時間46分入間大橋
4月30日17時43分8時間43分御成橋
4月30日19時46分10時間46分大芦橋756.7km/h
4月30日22時19分13時間19分 熊谷警察署前876.6km/h
インターネットカフェで仮眠(23:00~26:30?)
5月1日5時21分20時間21分玉淀駅
5月1日6時37分21時間37分波久礼駅1095.0km/h
5月1日11時51分26時間51分道の駅荒川入り口
5月1日13時49分28時間49分大滝温泉1525.3km/h
大滝温泉で仮眠(16時30分?発)
5月1日17時53分32時間53分ループ橋
5月1日19時59分34時間59分八丁林道入り口
5月1日21時58分36時間58分八丁峠
5月1日22時43分37時間43分群馬県神流町
神流町恐竜博物館軒下で仮眠(時刻不明)
5月2日8時45分47時間45分十石峠2234.7km/h
5月2日11時45分50時間45分佐久穂町千曲病院入口交差点2414.7
5月2日15時45分54時間45分小諸駅前2624.8km/h
上田駅前ビジネスホテルで仮眠(3日2時半発)
5月3日3時00分66時間00分上田城址前2814.3km/h
5月3日7時44分70時間44分篠ノ井橋3054.3km/h
5月3日10時02分73時間02分善光寺3184.4km/h
5月3日12時55分75時間55分浅野交差点3344.4km/h
5月3日16時09分79時間09分飯山駅3504.4km/h
北飯山駅近くビジネスホテルで仮眠(4日0時発)
5月4日5時52分92時間52分道の駅信越さかえ
5月4日9時38分96時間38分JR土市駅
5月4日10時29分97時間29分道の駅クロス10十日町
道の駅の温泉で仮眠(13時?発)
5月4日17時46分104時間46分越の大橋4364.2km/h
5月5日4時17分115時間17分三条大橋4734.1km/h
バス停で仮眠(60分弱くらい?)
5月5日10時28分121時間28分大野大橋
5月5日12時14分123時間14分日本海
5月5日13時22分124時間22分関屋駅

2015川の道フットレース520kmジャーニーラン

<再チャレンジはジャーニーで・・無期限延期>

<エントリーなし>

「川の道」の次のチャレンジはエントリーなしのジャーニーだ。
そもそもこのレース、ランナーへのサポートはそれほどではない。
最初の70kmはそこそこエイドもあるが、それ以降はほとんど関門兼の仮眠スペース&着替えポイントが3カ所だけ。給食・給水はほとんど自前だ。
だからエントリーしてもあまり意味がない。記録一覧に名前が載って、完走証がもらえるくらいか。もちろん交通規制なんかない。
そういうわけで2度目のチャレンジの今回は全部自力のジャーニーランにした。
問題は、給水、給食、着替え、仮眠だが・・・?

<初日の荒川土手区間の食糧は?>

せいぜい10時間くらいなので、すべて携帯。ハセツネだと思えばね。水は補給できるからそのぶん楽。

<着替えや帰りの荷物は?>

郵便局留めで送る。24時間開いてる窓口がある。

<仮眠や入浴は?>

原則睡眠は昼間。夜寝たくなったときや風呂に入りたくなったときは自前で宿をとる。参加費分を回せば結構使える。

<トレーニング>

目標ペースは24時間で120km。夜は寝ない。寒いから。仮眠は昼間。
こういう想定で本番を走るなら、トレーニングはこのペースで2日間ゆとりを持って走れるレベルを目標とする。
2月~4月に24時間~48時間走でペースをつかもう。

<シミュレーション実施>

勝浦まで往復110km。
3月21日(土)バイク100km+ラン12km
3月22日(日)15時自宅スタート
3月23日(月)01時勝浦駅折り返し
3月23日(月)11時自宅着

<わかったこと>

・ランナーズ25Lパックは使えない。これはやっぱり遠征用ね。ショルダーベルトが当たって痛い。
・30分の仮眠でも眠気は解消する。あんまり眠いので夜中の2時ころ、コイン精米所でエアマット+ビビー+エマージェンシーブランケットで寝てみた。眠気解消。
・でもやっぱり夜は寝ないと自分はもちそうもない。寝るための算段をせねばなるまい。快適に野宿するための装備は持てないので、宿をとるしかないか。
・アキレス腱。後半で弱い痛みがあった。アイシングしたが、効果があったか?2週前に「富士五湖」を走るので、そのダメージ次第では「川の道」をあきらめることもありうるな。またシーズンを棒に振るわけにいかないからな。

<無期限延期>

「川の道」は無期限延期。走力がゲキ落ちな上に、アキレス腱もアヤシイ。
再挑戦できるようになるまでレースが続いてるといいなー。
ま、今シーズンは気持ちを切り替えてトライアスロンだ!あ、富士登山タイムトライアルもあった。

2013川の道フットレース520km

<リタイヤ・・・>

<目標ペース>

20km/3時間。平坦コースでは、休憩も含んでこのペースは維持したいが、無理はしない。「楽なペース」を心がける。

<必ず寝る>

第1日目以外は4時に活動開始。21時を過ぎたら寝床を探し始め、22時までには就寝。
運良くレスポイントに当たらない限り、野宿が基本。睡眠時間は確保し、内臓や体力の回復に努める。

<ちゃんと食べる>

「レースの補給」ではなく、「普段の食事+炭水化物多め」を心がける。野菜ジュース、幕の内弁当、ヨーグルトなどを中心に。長丁場で体内の栄養バランスが崩れないように注意。

<ウェア>

サイクリングキャップ(1)、クイックバンダナ(1)
ロングTシャツ(2)、スキーアンダー(1)、Tシャツ(4)、トライトップス(4)、アームウォーマー(2)、グローブ(1)
スリークォータータイツ(2)、ロングタイツ(3)、ハーフパンツ(2)、ソックス(6)
レインウェア(ゴア上下)、ポンチョ(1)、ウィンドブレーカー(1)、ウィンドシェルジャケット(1)
コンタクトレンズ(10)、サングラス(2)

<ボディメンテナンス>

キネシオテープ(50mm×2)、非伸縮テープ(25mm×1)、はさみ、カットバン、モーラステープ、消炎剤、アイシング用ビニール袋

<給水>

ハイドレパック(2.5L)

<給食>

エスビットポケットストーブ(1)、エスビット(20Tab×2)、ライター、シェラカップ
ドライソーセージ、ビスケット、インスタントラーメン(4)、乾燥野菜、カロリーメイト(10)、カップスープ(10)、スティックコーヒー(10)、キャラメル(非常用)

<露営>

防災エアマット、エマージェンシーブランケット、エマージェンシーシュラフ(2)、保温下着(上下)、ソックス、カイロ

<照明>

ヘッドランプ、ハンドランプ、点滅灯(1)、予備電池(単四×10)

<行動>

地図、地図ケース、ボールペン、拡大鏡
デジタルカメラ、携帯電話、ポケットティッシュ、運転免許証

<その他>

メガネケース、おしぼりタオル(携帯用)、ハンドタオル(1)、バスタオル(1)、歯磨きセット
帰宅用着替一式、帰宅用サンダル、折りたたみ傘
デジタルカメラ用充電器、携帯電話用AC-USBアダプタ、3口コンセント

<トレーニング>

このレースのためのトレーニングは何もしなかった。4月に彩湖で70km走って、ペース設定の参考にしたくらいだ。
3月からはトライアスロンと山レースの練習がメインだ。50km以上の長距離を走るための時間は捻出できない。
「川の道」はスピードではなく、トータルの体力(走力、回復力、自己管理力、内臓力?)を競うレースととらえているので、体力(の量)と同じくらい「体力をどう使うか」が重要だ。

<寝る準備>

夜に寝ることができないと体力は回復しない。家の中の寒い場所を選び、実際に想定される装備で寝てみて方法をさぐった。

<食べる準備>

野宿では、熱いスープは力のモトだ。エスビットストーブとシェラカップを準備した。

<行動の方針>

・睡眠6時間、行動18時間が目安。
・18時間で120kmが目標(平らなところならね)
・基本的に「夜は寝て、昼間走る」を初日から貫く。内臓を休め、体力を回復するためだ。一度でも徹夜をすると、取り返しのつかないダメージを受ける。一生懸命走っているつもりなのに、歩いている人に抜かされるということになる。こうなるとリタイア必至だ。「甲州」で経験済みだ。一晩だけで翌日ゴールならそれでもいいが、自分には3日も4日も続けることはできない。

<行動計画>

・1日目(90km):熊谷警察署~波久礼あたりまで。野宿。
・2日目(110km):15時くらいまでに第1レストポイントに到着し、17時までに出発。川上村のバス停まで。22時を過ぎても到着まで行動する。野宿。
・3日目(120km):第2レスポイントで2時間休憩した後、善光寺付近まで。野宿。
・4日目(80km):第3レストポイントまで。宿泊。
・5日目(120km):第3レストポイントを2時にスタートしゴールまで。

で、レースの結果→→→→→→→→→

<405kmでリタイヤ>

土市駅から電車に乗った。第3レストポイントから5kmほどの地点だ。第3レストを5時過ぎに出て、ここまで歩いてきた。歩きでもアキレス腱に痛みが出始めた。だからあきらめた。
残り115kmに24時間以上。それでも完走の自信はなく、完走したとしても、アキレス腱を激しく痛めて、二度と走れなくなるかもしれない。少なくとも今シーズンを棒に振ることだけは確実だ。やってみなければわからないが、そんな賭けはとてもできなかった。
トシをとるとこういうことが多くなるんだろうな-。このレースはその序幕かな。

<レースの経過1:野宿は失敗>

荒川のサイクリングロードを延々と走り、17号線に出る頃には夜になっていた。
1日目(4月30日)の夜は、熊谷警察署前の少し先の釣具屋さんの軒下で予定通り野宿とした。しかし、翌朝は寒さで目が覚めた。気温は5℃より低くはなかったと思う。これより寒くなると野宿はできないと思った。そして翌日から最低気温が0℃近くの日が続いた。野宿はあきらめた。ということは、レストポイントまで夜昼かまわず進むしかない。
5月1日。
気温が高かったのはこの日だけだった。
目覚めて4時頃から走り始めるが、ほぼ最後尾になってしまったようだ。午前中に秩父にさしかかるあたりからようやく前方のランナーに追いつき始めた。
第1関門には夕方18時頃着いた。休憩は貸し切りのコテージだが、一人あたりのスペースはふとん1枚分だ。準備など大変不便だったが、風呂に入り、21時頃まで仮眠。22時にスタートした。Sさんという男性が同行したいというので、一緒にスタートした。

<レースの経過2:265km小諸まで>

なんと95kmに21時間もかかった。
三国峠まで5時間。この間に日付が5月2日になった。登るほど気温が下がるのがわかる。途中からエマージェンシーブランケットで体をくるんだが、それでも寒い、そして「眠い」。峠を下り始めても眠い。走りながら寝てしまう。立ち止まると寝てしまう。あのまま寝ていたらすやすやと眠りながら死んでいただろう。あれが疲労凍死の前兆かと思い至ったのはしばらく後だった。
三国峠から小諸までは5km/時間を下回った。風が冷たく寒い。毎年こうなのか、今年が特に寒いのか。とにかくこの低温は予想外だった。
野辺山のウルトラなじみの川上村で夜明けを迎え、小海線沿いに小諸に向かう。このあたりから脚が上がらなくなり、すり足で前進するようになった。当然スピードも落ちた。
暗くなり始めた頃にようやく第2関門の「グランドキャッスルホテル」に着いた。ここはまずまずのスペースが確保されていた。体力の回復を期待して6時間の睡眠をとった。

<レースの経過3:道の駅「花の駅千曲川」まで>

5月3日の4時に小諸を出発した。野宿の防寒用として用意した保温下着+ロングT+ロングタイツ+ゴアレインウェアという、およそ走る出で立ちとは言えない重装備だ。
7時間は寝た。寝たのに回復していない。休憩も含めると1時間に5kmだ。朝食はすき家で朝定食。18号線を長野市に向かう。CP14の上田城址までの20kmに4時間もかかった。
篠ノ井橋では地図を読み違えて少し迷う。観光客で混雑する善光寺を後にしたのは16時過ぎ。冷たい向かい風の中を進み、CP17浅野交差点を19時過ぎに通過。今日の11時に小諸を出た後半ハーフの選手が時々元気に抜いてゆく。
117号線は暗い。コンビニも少ない。寒い。津南に着くまで寝るところはない。進むしかないのだ。
CP18飯山駅には深夜24時に到着。
5月4日になった。
駅の待合室は閉まっており、外で休憩。しばし思案。
この先5kmにコンビニがあり、そこから40kmにはファミレスもコンビニもなさそうだ。10時間はかかるだろう。食糧と体力が尽きたら、この寒さでは危険だ。
コンビニの手前に道の駅がある。そこまで行ってみよう。飯山駅を出発する。千曲川の土手沿いで吹きさらしだ。眠い。寒さか疲れかどちらのせいだろう。いずれにしてもこのまま夜通し走り続けるのはあきらめよう。道の駅に避難だ。

<レースの経過4:津南まで>

半分眠りながらヨタヨタとようやく道の駅に到着した。車中泊の車でいっぱいだ。多機能トイレを見つけ入る。暖房機まであり、便器に座って夜が明かせそうだ。とりあえず命の危険は去った。
熟睡はできないものの、体を休めることはできた。早朝4時に道の駅を出発。寒い!0℃近くに違いない。すぐにコンビニ。食糧を買い込む。
津南までは川沿いだがアップダウンがある。上りは歩きだ。5時頃、後半ハーフの選手に追いつく。女性だ。道ばたで丸くなって眠り込んでいる。これから陽が昇って気温が上がれば死ぬことはないと思うが、低体温で意識がなくなる可能性はある。励まして立ち上がらせ歩かせた。それ以上のことをする余裕は自分にもなかった。
7時くらいになると谷間のこの道にも陽が当たってきた。ふー。
もはや「走っている」とは言えない。体が空中に浮いている時間はほとんどない。マメができないように気を遣ってきたが、その余裕も消えた。
栄村にはまだ雪が残っていた。やっぱり今年は寒いのか。それともここはこういう気候?
谷間とはいえアップダウンがある。津南の町に入って5kmほど。今の自分には1時間かかる距離だ。ようやく第3関門の民宿に到着。昼前になっていた。小諸を出てから30時間の苦闘だった。

<レースの経過5:土市駅リタイヤまで>

5月4日夕方6時頃、第3レストポイントを出た。自分の後には数人のランナーしか残っていなかった。あと27時間で120km。時速5kmで歩き続ければ24時間。走る脚は残っていない。無理に走ればアキレス腱だめ押しだ。歩くだけでもかすかな痛みが出始めた。リタイヤを決めた。あたりが暗くなった19時過ぎに土市駅を見つけ、終電(20時10分頃!)に乗り込んだ。405kmくらいだった。

<レース後:アキレス腱炎悪化>

筋肉痛はほとんどなかった。次の土曜にはトライアスロンの通常練習を再開した。やや疲労感は残るものの、予定通りの練習をこなした。 しかし、翌翌週の火曜(5月14日)の10kmジョグで右アキレス腱に痛みが出た。5月22日の時点で、バイクには乗れているものの、ランニングは不可。6月2日の「彩の国」はDNSが確実。皆生も不透明だ。 「川の道」のダメージはかなりのものだった。

<反省:気後れ>

スタート前から気後れしていた。「やれる!やってやる!」という気持ちがなかった。しかしそれがかえって突っ込みすぎを防いでくれたかも。 第3レストポイントを出発したとき、残り27時間で120km。あきらめなければ行けたかもしれない。しかし、皆生も佐渡もハセツネも吹っ飛んでた可能性が高い。実力相応の距離でリタイヤできてまあよかったか。

<反省:目標ペースは維持できたか?>

できたのは初日だけ。後は日を追うごとにペースが落ちた。
睡眠6時間で連日100kmを15時間。
この走力がないと、「川の道」のような超長距離を楽しく走るのは無理だな―。 今の自分には100km20時間がやっとだ。

<反省:ちゃんと寝られたか?>

寝られなかった。低温のため野宿が不可能となり、レストポイントからレストポイントへと徹夜で行くしかなかったが、このレースは始めからそれ前提で行くべきだった。「甲州」は9月だったので、そこらでごろ寝しても大丈夫だったが・・・。 1泊目の野宿にしても、荷物が増えた分だけ上半身への負担が増えた。ゴールデンウィークは寒くなる可能性もあるのだから、野宿はあきらめた方がいいかも。野宿の装備を背負うくらいなら、夜の寒さに備えて薄手のダウンジャケットでも持った方がいい。

<反省:ちゃんと食べられたか>

行動用の補給食としてカロリーメイト系を常用したが、これは2日間くらいが限界か。3日目あたりから若干消化不良の感があった。シェラカップやメタクッカーは持ってても無駄だな。やはり、コンビニやファミレスで外食しつつ、行動用にはあんパンやおにぎりがいいかもしれない。

<何が悪かったのか:シューズ>

フルマラソンを3時間そこそこでも走れるようなシューズを履いてしまった。薄かった。ヤワかった。ほとんど新品のシューズだったが、後半のすり足移動のせいで、かかとの部分がものすごく減ってしまった。もっとゴツくて重いシューズを履くべきだった。

<何が悪かったのか:給水>

チューブのハイドレは、やはり水の補給が面倒。ハセツネのように途中で1回だけなら別だが、数日間にわたって頻繁に補給するなら、やはりザックのサイドにボトルを外付けする方が楽だ。

<何が悪かったのか:ランニングフォーム>

自分は右脚に負担がかかるフォームらしい。上半身は右肩下がり気味、ローリング過剰気味だ。100kmくらいまではごまかせても、距離が長くなるほどアンバランスの影響が拡大する。

<意外にストレス、コンタクトレンズ>

行動中はコンタクトレンズを使った。睡眠時は外して眼の休養をはかったが、連日使い続けると眼に違和感が出てきた。

<レストポイントの使い方>

個室で休めるわけではない。洗濯ができるわけでもない。提供される食事も、栄養豊富で消化がいいということもない。入浴時に使用するタオルは自前だが、場所によってはそれを乾かすためのスペースもないので、防水して荷物に入れて次に送ることになる。
結局「川の道」のレストポイントでは、携帯品とウェアを調整すること以上を期待しない方がよい。

<練習なしで参加するということ>

今回はウルトラの練習「まったくなし」で臨んだ。結果はこの通りだ。
練習をしていないと、「これくらいで走れるはず」がない。だからスタートの時の「よしやるぞ」の緊張感、高揚感もない。調子が悪くなれば「リタイヤするか。練習してないんだから仕方ないや」で簡単にリタイヤする。

<再挑戦はあるか?>

あるとすれば2~3年後だろう。ランニングフォームを修正し、徹夜の長時間走行の経験を積み、「時速8km程度なら20時間走れる」くらいの走力をつけないと。 でもトシが60近いぞ。できるかなー?

<次回のために:トレーニング>

徹夜の長距離走の経験を積んでおく必要がある。3月の「大江戸」に出てみるのもいいか。いやいや、そんなのに出ると完走にこだわってまた無理しちゃうかもしれないな。千葉からなら、箱根峠を越えて三島あたりまでで160kmくらいだから、練習にはちょうどいいかも。
右脚偏重のフォームも改善する必要があるな。

<その後のその後・・・走れてない>

6月の「彩の国」はDNS。
皆生に間に合わせるために6月初めから練習を始めたが、走ると痛いのでバイクだけ。スイムはプルブイを挟んでプルだけ。それでも一向に好転せず、結局皆生は出場辞退。ナンバー確定前だったので、戻ってきた参加費でマイクロカレントの治療器を買った。6月最後の10日間、バイクもランもなし。スイムだけでガマン。

<次回はジャーニーランか?>

「川の道」のオフィシャルエイドとレストポイントはあまり頼りがいがない。ならば使わないで走れないか?ということで考えた。
夜間走行が不可欠かつ夜は寒くて寝られない→昼間寝るしかない→「道の駅」が使える
どうしても夜寝なければならないときは?→旅館にでも泊まればいい
荒川自転車道の無補給地帯はどうする?→事前に同等の距離を走って補給食を研究しておく
着替えなどの荷物は?→郵便局留めで荷物を送っておく。最初は小諸あたりか。

<その計画は?>

道の駅、「ゆうゆう窓口」のある郵便局、宿泊施設をリストアップしておき、それらを利用しながら、参加ランナーと同じコースを走っちゃう。荷物は郵便局留め受け取りと発送を繰り返せば、着替えと装備の変更は可能だ。昼間寝るときは道の駅、夜寝るときはビジネスホテルや旅館を利用する。参加費に35000円出すつもりになれば予算的にも余裕だ。
途中でやめようと思えば簡単にやめられるので、アキレス腱の故障までがんばらずに済むね。
距離通過日時所要
時間
区間速度
(km/h)
平均速度
(km/h)
平均速度
(km/日)
START0km4/30/09:0000:00
CP135.7km4/30/13:5804:587.27.2173埼玉県戸田市彩湖畔(AS)
CP249.6km4/30/16:1607:164.66.2149埼玉県さいたま市
サイクリング道路新上江橋東側
CP365.6km4/30/18:4809:487.96.6157埼玉県吉見町
サイクリング道路桜堤公園入口(AS)
CP474.5km4/30/20:1211:124.46.2149埼玉県鴻巣市
大芦橋南西側
CP586.7km4/30/22:1513:156.06.2148埼玉県熊谷市国道17号、140号交差点
(警察署前交差点)
CP6108.5km5/1/06:5721:572.74.9118埼玉県寄居町
波久礼駅前T字路
CP7129.8km5/1/10:4025:405.35120埼玉県秩父市
国道140号、299号交差点(上野町交差点)
CP8159.0km5/1/15:5430:545.85.1123埼玉県秩父市
中津川方面分岐点
CP9170.2km5/1/17:4732:475.65.1123埼玉県秩父市
中津川「こまどり荘」
CP10188.5km5/2/03:1042:101.84.4105埼玉・長野県境
中津川林道三国峠
CP11218.2km5/2/10:0949:094.24.4104長野県南牧村
国道141号市場交差点
CP12257.0km5/2/17:4756:435.54.5108長野県佐久市
国道141号長土呂東交差点
CP13264.7km5/2/19:1358:133.84.5107長野県小諸市
「小諸グランドキャッスルホテル」
CP14283.5km5/3/08:0571:051.43.994長野県上田市
上田城跡入口
CP15308.1km5/3/13:1576:154.9496長野県長野市
国道18号線篠ノ井橋北詰
CP16321.0km5/3/16:0879:084.3496長野県長野市
善光寺
CP17336.3km5/3/19:0882:255.1497長野県豊野町
浅野交差点
CP18353.8km5/4/00:0587:053.5496長野県飯山市
JR飯山線飯山駅
CP19398.5km5/4/11:3598:354.1496新潟県津南町

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