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アイアンマンジャパン1995

場違い・・・・・?

<登録受付にて>

初めてのアイアンマン。緊張して受付をした。
私が受付をした直後にあのM塚選手が受付をしに来た。間近で有名人を見て感激すると同時に、「こんな一流のプロも出るんだからやっぱりびわ湖のアイアンマンてすごいんだ」と、なおさら緊張した。

<競技説明会にて>

多くの選手がボトルを持ってちびちび給水をしている。いわゆるウォーターローディングだ。なんかプロっぽい感じがして、周りの人がみんな自分よりすごく見えた。
たまたま座った後ろの席の人が、「新しいウェットにしたら400mで5分切れた」なんて会話をしていた。とんでもないレースにエントリーしてしまったと、かなりビビってきた。
もらった要項にはトランジションバッグがいっぱいついていて、プレスイムバッグだとか、ランバッグだとかとにかくいろいろあった。バイクは前日に預けなさい、このバッグにはこれを入れなさい、あれは入れちゃダメです、とかとにかく注意事項が多く、ますますびわ湖は自分には場違いなのでは?という懸念が大きくなった。

<カーボパーティー>

「彦根プリンスホテル」でカーボパーティーに参加した。和洋中のバイキング形式だったが、なかでも粽(ちまき)がおいしかった。ホテルが仕切っているだけあって、「エビチリないよー」などという不満の声はまったくなかった。

<レース前日>

アイアンマンではレース前日にバイクを預ける(たぶん今でも?)。長浜の国民宿舎から彦根プリンスホテルまで、バイクで自走して預けに行った。
トランジションエリアでまわりのバイクを見ると、バイクシューズを付けたままのが何台かあったので、(よせばいいのに)自分もマネをして付けたままにした。
翌日のバイクスタートでは大いに困った。

<レース当日>

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スイムは後ろの方からスタートしたつもりだったが、何がなにやらわからないうちにバトルに巻き込まれていた。多分一番混んでいるところを泳いでいたんじゃないかと思う。おかげでというか、このときのスイムがいまだに3.8kmの自己ベストだ。
スイムを上がり、クリートにくっついたバイクシューズに苦労しながらバイクをスタートさせた。結局これは飛び乗るしかないと気が付いたのは、トランジションを出てからだった。
この先、今覚えているのは、後先考えずアウターでガンガンいったということだ。当然最後まで持つはずもなし。しかしコースが比較的平坦だったので、アベレージ30くらいでバイクを終えた。バイクフィニッシュの直前あのマーク・アレンを抜いた。もっとも彼はランで、しかもゴール直前だった。
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ランニングはウルトラマラソンなみだった。「最後まで歩かない」ことにだけこだわった。
このときのゴールは「長浜ドーム」という体育館だった。直前に長浜の町の中を通るのだが、すでに暗くなっていた。それでも応援してくれている地元の人に頭を下げながら、やっとのことでゴールした。

<完走パーティー>

レースの翌日は、またもや「彦根プリンスホテル」でパーティー。そしてハワイの出場権獲得選手の発表(もちろんかすりもしなかった)。

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