この前の年あたりに，琵琶湖のアイアンマンをTVで見た。楽しそうなので自分もやってみたいと思った。ところが，アイアンマンにエントリーするには、ショート以上のレースを経験していないとダメだということが判明。「グローバルトライアスロン一宮大会」のハーフにエントリーした。
デビュー戦がハーフになった理由は２つある。一つは翌年琵琶湖に申し込むつもりだったので、少し長めのをやっておこうということ。もう一つは、これ以前に、それぞれ単独なら完泳、完走できたことだ。「続けてやるにしてもペースを落とせば多分大丈夫かな？」という予想だった。
主催は「グローバルトライアスロン協会」。スタッフは２〜３人しかいないようだ。要項にも、「大会というより練習会のようなもの」とあった。そのせいなのかどうなのか、エイドの内容や参加賞も「うーん」というレベルのものだった。ただ当日申し込みもオーケーで、手軽に参加できるので、このあと３〜４年はレース前の調整などに利用させてもらった。
ちなみにグローバルは、今はマラソンだけで、トライアスロンはやっていないようだ。
朝５時にスタートし、まだ暗いうちから国民宿舎の５０mプールでスイム。このときはウェットスーツもなし。バイクは、一宮から北へ片道１５kmを３往復する。折り返しと真ん中あたりにエイドがあるが、ポリタンクから「自分で」入れて飲まなければいけない。コースも途中で分岐があったりするので、事前に試走していなかった人は結構間違えていた。それでもスタッフが少ない（全部で２〜３人）ので、レースは無事に進行した。
このときの私は、中古１万円で手に入れた２７インチのロードレーサー（ラ・スコルサという）に、１万円のDHバーを付けて、ランパンランシャツ、ランシューズにトウクリップでバイクをこいでいた。
この頃からバイクは弱く、スイムであとからあがった選手に、バイクではスパスパ抜かれていた。
バイクのあとのランを実際にやるのはこのレースが初めてだった。トライアスロンのランのむずかしさを実感した。